注目の昨夜の米国市場は、ダウ平均+17ドル高・35,619ドルの小幅高となった。
ただ、寄り付き直後及び引け1時間前に約300ドル高・35,900ドル付近まで上げた後、一気に値を消しており、不穏な空気を漂わせている。
また、ナスダック総合指数は-1.26%安・S&P500も0.32%安となっており、ナスダックについては、寄り後の高値をつけた後、マイナス圏に沈み、その後、前日終値にチャレンジしたものの上回ることができず、大幅安となった。
週末に記した「ダウ平均」と「S&P500」「ナスダック総合指数」の高値日のスレが需給悪化を呼び込む可能性があると見ている。
具体的には、(一昨日記したように)足元で大幅下落となっているダウ平均の需給悪化による損失を比較的堅調に推移しているS&P500や最高値更新となっているナスダック総合指数の利益確定売りで穴埋めしようとする動きが出やすいと見ており、さっそくこの動きが出てきたものと思われる。
なお、日経平均(先物ナイト)については、序盤のダウ平均の大幅高を受けて29,920円高値まで上昇後に200円を超える急落となっており、目先レンジの上限29,900円~30,000円を昨夜時間外に達成した可能性がある。
このことからも、目先は、筆者予想の「引き続き下優位」の展開が想定される。
また、米国市場のボラタイルな動きについても、目先の需給調整を想定させる動きとなっており、筆者が想定しているシナリオのうち「最短コース」となる可能性が生じている。
ダウ平均については、今夜以降、5日線と25日線のデッドクロスが成立するか否かが重要なカギとなってくる。
(ダウ平均のRSI(9)は18.02%と短期的な売られ過ぎ圏にあるが、RSI(14)は41.72%と依然として低下余地があり、RSI(9)が一桁まで下がるか否かが焦点となる=5MA・25MAのデットクロスが成立すれば、自ずとRSIは低下に向かうと見ている)
仮にデッドクロスが明確に成立した場合には、ダウ平均は75日線・35,200~35,300ドルにトライする可能性がある。
※なお、ダウ平均は今夜下げ渋って小反発、明日以降に再下落となった場合、上述のデットクロス及び日足ベースでの下落5波動が成立すると見ている。
この場合の日経平均の下値目処については、かねて記しているとおり、25日線・29,327円、心理的節目・29,000円を想定している。
なお、先物・オプション手口から、急落後は急騰となる可能性があり、12/9東京市場SQまで騰勢を保つことができれば30,500円付近まで上昇する可能性があると見ている。
※18:50追記
ダウ平均の5波動の展開については上述したが、RSI(9)が売られ過ぎ圏にあることから3波動にて下落が完結する場合もあり、その場合は今夜以降、下げ渋りから反発に転じることになる。