2021-11-28

今週及び今後の日経平均予想(11/28)




◎今週の日経平均予想

先週・木曜、日経平均が29,499円で大引けとなった日の記事にて「この先は再度の下押しに向かう」、「29,000円~28,900円を明確に割り込んだ場合には28,500円水準まで下値目途が繰り下がる」と記した筆者予想どおり、翌日・金曜は-747円の大幅安となり、日経平均は28,751円まで下落して週を終えた。

下落予想の根拠は、日々集計・考察している先物・オプション手口及びチャートや各種テクニカル指標に基づいている。

なお、休場明けの金曜・ダウ平均は短縮取引の影響もあって-905ドルの大幅安となったことから、日経平均CFDは28,032円と、金曜の終値からさらに-719円安・28,035円まで売り込まれて返ってきている。

日経平均CFDのナイト終値で算出したRSIは9日・15.95%、14日・29.80%と、いずれも売られ過ぎ圏に到達しており、2営業日で-1,500円安の急激な下落に対する警戒感も台頭しやすい環境にあると見ている。

ただ、金曜の先物手口では海外勢や国内大手証券の大幅売り越し手口が目立っている反面、個人の比率が高いと見られる楽天・SBIのネット証券が買い手口となっており、信用買い残・3.5兆円の巨額さとともに、売り方の術中に嵌まる可能性がある。



また、昨日アップしたダウ平均予想に記したように、東京市場が急落2日目であるのに対し、米国市場は急落1日目(半日)であることから、月曜の米国市場動向次第によっては下値模索の可能性も生じる脆弱かつ不透明な環境にあると見ている。

一方、上述のとおり、東京市場はダウ平均に先行していて大幅下落となっていることから、先物・オプション勢が日経平均・TOPIXをダウ平均に先んじて買い戻してくる可能性もあり、予断を許さない状況と言える。

なお、月曜に-想定される日経平均-700円安・28,000円水準でのRSIは9日・15.94%、14日・29.80%といずれも売られ過ぎ圏にあることから、ここから一段・二段の下落となった場合には急激な買い戻しが生じると見ている。

これらのことから、今週の日経平均の予想レンジの下値目処については27,300円~27,600円と予想している。

27,300円については10/6及び7/30安値付近であり、27,500円は金曜の先物ナイト安値・27,520円を元に算出している。

なお、これら安値示現後は、直近安値となる8/20安値・10/6安値を結ぶサポートラインとなる28,000円まで戻って次の動きを見守ることになると予想している。

一方、今週の高値目処については、週前半または週央が転換日となった場合には28,500円~28,700円、調整が週を持ち越した場合、高値は28,200円~28,500円程度にとどまると見ている。

なお、反転上昇のタイミングとしては、早ければ明日または明後日(筆者メインシナリオ)、少しもたついた場合は12/7(火)が目先の転換日と予想している。

いずれも、先物・オプション勢の胸先三寸と見ており、今週は普段以上に当日の手口に注目している。




◎今後の日経平均予想(短中期予想)

今後の日経平均予想については、先週、次のように記した。

来週後半までに、下げても29,000円を割り込まない限り(仮に29,000円を割れてもすぐに回復するのなら)、SQまでに29,800円~29,900円程度まで上昇すると見ている」

残念ながら、文中にて掲げた来週後半、つまり今週に29,000円を割り込むことがほぼ確定的となったため、29,800円~29,900円(3万円)は遠のいたと見るべきと思われる。

したがって、日経平均の当面の上値目処については29,000円~29,200円と見られ、今後の推移次第ではさらに上値目処が引き下げられる可能性がある。

(反転の値ごろ・日柄については、今週の予想のとおり、早ければ明日または明後日・27,300円~27,600円、もたついた場合は12/7(火)が目先の転換日と予想している)

なお、目先もっとも警戒すべきは、新型コロナ・オミクロン株の今後の検出状況である。

現実的な脅威については不明ながら、仮に米国または日本での感染者が検出された場合には、足元で利が乗っている売り方の売り乗せと、買い方の投げ売りが生じやすいと見ており、ダウ平均・34,000ドル、日経平均・27,000円が射程圏に入ると予想している。(予見不能なだけにやっかいである)


一方、上値目処は上述の29,000円~29,200円、日柄としては、今週初めに反転した場合は、12/15・FOMC、または12/17・米MSQに上値到達、12/7以降に反転となった場合は、1週間程度後ろズレすると見ており、その後は反動安の動きが予想される。

なお、12月中旬以降の東京市場は節税対策の売りが出やすいことからも高値をつけた後は弱含みとなりやすい。

1月以降の相場見通しについては、世界経済の不透明感から28,000円~29,000円レンジでの動きとなる可能性があり、1月中旬から始まる3Q決算次第では一時的に27,000円近くまで下振れする可能性があると見ており、本格的な回復は、日柄調整を経た春以降と見るのが順当と予想している。
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