◎今週の予想
先週・金曜の記事にて「ダウ平均も昨夜の安値を起点とした反発に向かう」「月曜の日経平均は昼のもみ合い価格帯である28,600円前後で、いったんもみ合う」と予想した。
結果、金曜のダウ平均は216ドル高と予想どおりの反発となり、日経平均も同CFDは28,621円で返ってきており、筆者予想の「月曜・28,600円前後でいったんのもみ合い」が的中する可能性が高くなっている。
ただ、今週の日経平均については、週末・金曜のダウ平均が予想を超える強さでの反発してきたことから、予想の決め打ちが難しくなっている。
これまでの筆者の予想では、週前半は弱く推移し週半ばのFOMCを境に強く推移すると見ていたが、月曜のダウ平均が続伸するか、下げても小幅な下落にとどまった場合、想定していた週央に向けての反落の可能性は低くなり、週末の米MSQまで、またはその数日後までダウ平均は強く推移する可能性がある。
したがって、日経平均についても、メインシナリオとしては週半ば付近に向けて反落し、その後反発と見ているものの、先週比では、このシナリオの成立確率は低下している。(竜巻被害による米国物流網の混乱を指摘する声も聞こえ、売り方が材料視してくれば成立確率は上がってくるが…)
現時点での今週の日経平均予想としては、下値目処は、引き続き28,200円~28,400円、上値目処は週末に向けて28,800円~29,000円と見ているが、週初のダウ平均が強く推移した場合、日経平均は月曜の安値が週の安値になる可能性があると見ている。
なお、イベントドリブンとして12/15・FOMC後のパウエル議長の発言が市場の期待とは異なる場合には、週末・米MSQに向けては日米株ともに下値をさぐる動きになる可能性がある点に留意したい。
また、週末・金曜の米国株高においても米10年債は低下、ドル円もドル売り・円買いに動いており、12/15・FOMC通過後も同様の動きが続くようだと、米国株高にもかかわらず、日経平均の上値は重くなる可能性が生じる。
◎今後の予想(短中期予想)
日経平均・週足チャートの主要移動平均線は、6週線・13週線・26週線が下向きとなっており、残る52週線はもみ合いとなっている。
また、6週線は29,031円、13週線は29,113円と先週の高値での上値抑制線となっており、今年2月以来の最多価格帯とも重なっており、上値の重さの要因となっている。
この上値の重さを払拭するためには勢いのある米国株高または日本企業の業績の上方修正が必要と見ているが、ダウ平均は36,000ドルの壁に阻まれ、日本株は決算の端境期であることや、12月は節税売りが出やすい時期であることから、29,000円を超えて上伸するイメージは持ちにくい。
そのため、先物オプション勢が上下どちらに値幅を取りやすいかと考えば、下方向への値幅取りがより容易であると見られることから、12月下旬以降、2月~3月に向けては下振れを警戒したほうが良いと見ている。
目先的には、市場参加者が手薄になる年末年始が要警戒と見ており、特に年始は荒れる展開となることが多く、感覚的にも荒れる年初のイメージに近づきつつあるように感じている。
過去、年始は1月2日にアップルの業績下方修正が発表され、大発会が大きく下げたケースや、逆に先物の買い仕掛けにより大発会が700円高となり、その後、中期にわたって低調となったケースがあるなど、足元のもみ合いや膠着相場の局面では極端な動きが生じやすいと予想している。
なお、個人的には年末年始の日経平均は下振れ、または突飛高となった場合は、その後の急落に警戒と見ている。
ただ、外部環境に大きな変化がない限り、日経平均の1月~3月の下値は26,600円~26,800円と見ている。
※20:55追記
また、月曜夕刻に公表される「先物残高」で、日々集計からは買い建玉のSQ決済を行ったと見られる海外先物勢の売買動向結果に注目している。