2023-07-17

今後の日経平均予想(7/17)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




先週日曜・7/9の記事にて、ダウ平均及び日経平均について次のとおり記した。

>仮にダウ平均が週末価格を下抜けた場合は、次のサポートとなる75日線及び26週線が重なっている33,500ドル(金曜終値から約-250ドル)付近での下げ止まりを予想している


実際、週初のダウ平均は週末終値を割り込んで始まったものの、33,705ドルで下げ止まり、その後、週間で700ドル超の爆上げと筆者予想どおりの展開となった。

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また、日経平均については
>したがって、この場合、日経平均は32,000円~32,200円がサポートになると見ており、週末に向けてはSQ要因により反発すると予想

月曜は32,065円安値で下げ渋り、水曜に31,791円のザラ場安値をつけたものの、終値は31,943円と32,000円をわずかに下回った水準で引けて底堅さを示した後に急騰、金曜SQ日にはザラ場高値32,780円を示現、週の安値から1,000円高と筆者予想どおり「週末に向けてはSQ要因により反発」した。

なお、週の終値は32,391円と、筆者の予想サポートレンジ32,300円~32,400円で終えていることから、依然として、6/19高値・33,772円からの調整は日柄調整の範囲内であり、本格調整(底抜け等の価格調整相場とはなっていない。

              ※

日経平均が弱いながらも、32,000円~33,500円のレンジ内での日柄調整にとどまっている理由としては、ダウ平均が昨年11月以降、調整に入っているものの、32,000ドル~34,000ドルの日柄調整にとどまっていることが挙げられる。

また、S&P500及びナスダック総合指数が堅調な展開(上昇トレンド)を維持している点にある。

              ※

今後の日経平均の動向については、引き続き為替動向及び米主要3指数の推移に引きずられるものと見ている。

なお、先週初より短期反騰態勢に入った米主要3指数については、週末のダウ平均の一段高(S&P500・ナスダック総合指数は高値もみ合いにより買われ過ぎ圏入りしており、今週は反落するか、または上げたとしても目先の高値を確認する動きに入ると予想している。

したがって、週初に上値を取りに来たとしても、高値を確認するための動きと見られ、週足ベースでは陰線になる可能性が高いと見ている。

日経平均については、これら米主要3指数の動向を睨み、もみ合いの動きになると想定しており、週間予想レンジは下値目処が31,800円~32,000円、上値目処は32,800円~33,000円と予想、週足ベースでは米株同様に先週末に比して低い位置で取引を終えると予想している。

(先週後半の暴騰はSQ要因と思われ、短期トレンドとしては7/3高値33,762円からの下落トレンドが続いていると見ている)

なお、今後の焦点としては、来週央及び週末に控えた日米の金融政策決定会合が挙げられ、米については金利引き上げの出尽くし、日銀についてはYCC修正への思惑が高まっていることから、来週半ばに向けてはドル安円高・株安に振られやすい地合をメインシナリオと予想している。

筆者予想どおり、日米金融政策決定会合に向けてドル安円高及び株安に振れた場合には、日経平均は30,700円~31,000円安値示現の可能性があると見ている。

ただ、この価格帯は、今回の上昇起点となった1/4安値・26,632円~直近高値・33,772円の半値押し水準であるとともに、75日移動平均線のサポート水準であることから、反転のきっかけになりやすい水準と予想している。


                           
 

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※追記7/18(火)17:42


先週7/10-14の週間先物手口(本日公表の残高報告反映済み)は以下のとおりとなっている。

売り方上位の野村・みずほは週間で-7,000枚~-8,000枚の売り越しとなっており32,000円台前半の水準では買い戻しに入っていないばかりか、売り乗せている模様。

なお、買い方上位のバークレイズは差し引き61枚買い越しと静観の構えを取っている。

一方、先々週末段階で8万枚を買い建てていた三菱UFJモルガンは-14,000枚と巨額の利益確定売りを繰り出しており、売り方の売りに対して、買い向かう筋は(今のところ)見受けられない。

                           
 

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※追記7/19(水)17:31


本日の先物手口は以下のとおりとなっている。


ゴールドマンが2,500枚買い越しと比較的大きな買いとなっているものの、買い方上位のバークレイズ・三菱UFJモルガンともに小口の売り買い、売り方上位の野村・みずほも小口の買いに終始している。


他の海外勢も売り越しが目立っている。


本日の日経平均は400円の大幅高となったものの、腰を据えた買いは見られず、売り方の買い戻しが主体となった模様。


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