2023-07-30

今後の日経平均予想(7/30)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



先週の日曜・7/23にアップした週間予想に以下のとおり記した。

>日経平均の予想レンジは
下値目処が31,800円~32,000円、上値目処は32,800円~33,000円

>週末の日銀金融政策決定会合までは、基本的に高値圏での値動きと予想しているが、日銀会合通過後は足元の短期モメンタムである下落トレンドに回帰

先週の日経平均の安値は月曜の32,080円及び金曜の32,037円、高値は金曜の32,938円と、筆者予想どおりのレンジ推移であった。

また、「日銀金融政策決定会合までは、基本的に高値圏での値動き」の予想どおり、終値ベースで32,700円を挟む高値圏での値動きとなり、日銀会合通過後に-800円を超える下落となるなど、筆者予想どおりの展開となった。

ただ、日銀会合通過後の急落の勢いが強かった分、その後の買い戻し圧力も高まり金曜の終値は-131円安まで戻し、金曜の米主要3指数が強含んだため、日経平均CMEは33,119円と金曜終値に対し360円高で返ってきている。

今後の日経平均予想に言及する前に、先週の先物週間手口を見ていく。なお、同手口については「速報版」となるため、月曜の残高報告の数値によっては多少異なる場合がある。

買い方上位の海外勢2社及び売り方上位の国内勢2社の手口に注目しているが、やはり先週の週間手口については、買い方・売り方ともに小商いとなっていることから、足元のトレンドから抜け出していないと見ている。


他の海外勢についても売り越しが大勢を占めている。

他の国内勢については、SMBCが比較的大きく買い戻しを入れているものの、建玉は野村・みずほ同様に売り越しが目立っている。

さて、今後の日経平均についてであるが、現状、筆者は依然として7/4の二番天井からの下落トレンドが継続していると見ており、先物手口及びチャート分析、季節要因等々から、このまま買い上がる展開にはなりにくいと見ている考えに変わりはない。

しかしながら、ダウ平均はチャート及び最近の動向から強い上昇トレンドに入りつつあると見ており、日経平均の下値は31,500円~32,000円程度で収まる可能性があると予想している。

と言うのも、ダウ平均の週足チャートが強くなっており、足元の連騰から来る日足ベースでの過熱感の解消は避けられないと見ているもののダウは34,000ドル前後で下げ止まる可能性があると見ているからだ。

したがって、ダウの想定下値目処は、足元の価格からは-1,400ドル下方であり、これを日経平均に当てはめると32,000円程度と予想している。

(週足ベースの予想のため下値目処に達するには2週間~6週間か、それ以上の日柄が必要と見ている

今週の日経平均については、ダウの日足ストキャが中間地点まで低下していることから、目先は反発もその後は売られ過ぎ圏までの低下を予想していることから、週初高-週末安を見込んでおり、高安レンジは高値目処が33,400円±100円、下値目処が33,000円±100円と予想している。

なお、筆者予想どおり週末安となった場合にはその後に反動高となり、短期的にはもう一段の上昇を予想している。



                           
 

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※追記8/1(火)17:48


現時点での筆者のメインシナリオは、上記・本文に記したとおり変更はない。

>…週初高-週末安を見込んでおり、高安レンジは高値目処が33,400円±100円、下値目処が33,000円±100円と予想している。



                           
 

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※追記8/2(水)17:38

昨日の日経平均ザラバ高値33,488円が目先の高値となった感触があったことから、昨日夕刻、日曜に記した週間レンジを再掲した。

本日の日経平均は一時800円を超える大幅反落となり、筆者の予想どおり昨日が目先の高値となったようだ。

なお、本日の日経平均終値は-768円安・32,707円と筆者の週間予想レンジを下回って引けたことから、今週の下値目処を5週線・32,500円・13週線・32,090円に下方修正する。

本日の先物手口は下記のとおりとなっている。

ゴールドマンの売りが大きく、次いでバークレイズとなっており、買い筆頭の三菱UFJモルガンは小口の売りにとどまっている。仮に今晩以降のダウ平均(S&P500)が下げたならば、買い方のまとまった売りが出てくる一方、ダウが底堅く推移した場合には、今週の日経平均は本日下落分のリカバリーに入ると思われる。

……日本時間のダウ平均の底堅さを見る限り、どちらとも言い難い。



                           
 

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※追記8/3(水)17:38

本日の先物手口は下表のとおりとなっている。


 
昨日の追記にて「今晩以降のダウ平均(S&P500)が下げたならば、買い方のまとまった売りが出てくる」と記したとおり、ゴールドマンが約4,000枚の大口売り越しを繰り出しており、(貼付していないが)買い方第3位のJPモルガンも-1,300枚のまとまった売りを出している。

一方、売り方の野村・みずほともに買戻してはいるものの、総量は小口で腰が入ってはいない。

本日の日経平均終値は-549円安・32,159円の大幅続落。

明日の日経平均については、2営業日で1,300円を超える下落に加えて、週末要因も重なり買い戻しの展開になると思われるものの、仮に、反発できずに13週線・32,044円を割り込んで引けた場合には、日経平均は1/4安値25,661円から6/19高値・33,772円までの約8,000円の上昇に対する調整相場に移行した感触が高まる。

その場合、上昇幅の38.2%押しとなる30,600円前後までの下値余地が生じることになると予想している。

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