2023-08-13

今週及びその後の日経平均予想(8/13)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        





先週日曜・8/6に記した「今後の日経平均予想」に次のとおり記した。

>仮に、反発できずに13週線・32,044円を割り込んで引けた場合には、日経平均は1/4安値25,661円から6/19高値・33,772円までの約8,000円の上昇に対する調整相場に移行した感触が高まる

先週の日経平均は32,000円を割れて始まったものの、すかさず13週線・32,044円をカバーしてきており、とりあえず本格調整相場入りを免れている。

また、8/9(水)終値32,204円時点にて「ゴールドマンが4,296枚の大口買い越しとなっており、短期的には上昇圧力となる可能性がある」と記したとおり、翌木曜の日経平均は269円高・32,473円に続伸する筆者予想どおりの展開となった。

なお、8/9(木)の先物手口では次のとおり、ゴールドマンが3,772枚の連続大口買い越しとなっており、今週の日経平均も引き続き堅調な地合が予想される。

ただ、ゴールドマンの建玉については夏枯れの中、目先の値幅を狙う買いである可能性が高く、上げても金曜ナイトの32,700円高値では、利益確定売りにより反転安の可能性があると見ている。

したがって、今週の日経平均の予想レンジは高値目処・32,600円~32,700円台、安値目処は32,100円~32,200円と予想している。

また、もう少し日柄を長く見た日経平均の予想レンジについて31,800円~33,200円と見ており、このレンジ内での押し目買い・戻り売りのレンジ相場が続くと見ている。

(ただし、レンジの方向性としては、目先の高値示現後は下向きでの推移を想定している

なお、中期的には日経平均は底値固めの段階に入っていると考えているものの、短期的には「ハッとする」急落があると予想しており、引き続き米株安を起点とする日経平均30,000円割れの到来があってもおかしくないと見ている。



                           
 

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※追記8/16(水)17:58


日経平均は上記本文にて記した今週の安値目・32,100円~32,200円を割り込み、もう少し日柄を長く見た安値目途31,800円に達しており値ごろ感が生じている。

本日の先物手口は以下のとおり、買い方の三菱UFJモルガンは-2,203枚の大口売り越しの一方、同じく買い方上位のバークレイズは1,750枚のまずまずの買い越しとなっており、買い方の相場観は揺らぎが生じている。
売り方上位の国内勢は、野村・みずほともに小口売り越しにとどまっており様子見姿勢と思われる。

注目すべきは、本日は短期間で買いを積み上げたゴールドマンが-3,358枚の大口売り越しとなっており、日経平均の下落を主導した可能性がある。

なお、ゴールドマンは先週末時点で22,000枚の買い玉(残高報告による修正値)となっており、本日時点の残高は10,922枚と、今週に入り約10,000枚を売り越し、建玉を半減されたこととなり、このあたりで、いったん買い越しに転じてもよい需給にある。

また、価格的にも本日の日経平均が75日線を割り込んでいるものの、一度目のブレイクであることやTOPIXが13週線で下げ止まっているため、目先的には再度切り返して上値の重さを確かめる32,500円付近まで戻す可能性があると見ている。

ただ、野村・みずほの売り方上位が買い戻しに入っていないことから、さらに下値を試す展開も想定され、短期的な動向予想での決め打ちは難しい局面にある。

※20:15追記
まずは明日の日経平均がGDで始まり、窓を埋めることなく引けた場合には、その後、大きな下落に発展する可能性がある一方、窓を空けない陽線引けまたは陰線であっても本日のローソク足の内で引けた場合には引き続き読みにくい展開が続くと見ている。




                           


 

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※追記8/18(金)12:26


本日の日経平均の前場引けは31,565円、-60円安の小幅安となった。

ただ、前場ザラバでは31,275円、-360円安まで下げており、売り急ぎがあったものの直近の大幅続落に加え、週末要因からの買い戻しが入ったと思われる。

この後、後場は買い戻しとリスク回避売りの交錯が予想されるものの、どちらが優勢になるかに注目している。

さて、注目していた昨日の日経平均・日足チャートはやや長めの下ヒゲ十字足となったものの、前日終値をカバーしておらず、引き続き弱い展開が続くことを示唆している。

なお、昨日の先物手口は以下のとおりとなっている。

ゴールドマンは-3,862枚の大口売り越しとなっており、やはりゴールドマンが買い建玉の圧縮に動いていることが相場の上値を重くしているようだ。

買い方の三菱UFJモルガンやバークレイズの買いも小口にとどまっており、売り方の野村・みずほも買い戻しに動いていないことから、昨日の終値水準では依然として買い妙味に乏しいとの見方をしていると推測される。

本日の先物手口にて、週末要因からの買い戻しがどの程度出ているかに注目している。

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