2023-08-27

今週及び中期日経平均予想(8/27)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



先週日曜・8/20に記した日経平均予想レンジは

>上値目処が31,800円、ここを超えた場合は32,400円(25日線・32,359円)、下値目処については先週の安値・31,275円

と予想した。

週の安値結果は8/21(月)の31,758円及び8/25(金)の31,885円、高値は8/24(木)の32,297円と筆者予想どおりの展開となった。

また、木曜の追記にて「筆者予想どおり25日線・32,359円近くまで上昇。このあたりからは買い戻し一巡感から再び売り圧力が強まる可能性が高い」と警戒を述べたとおり、翌金曜は-662円安の大幅安となり、この点においても筆者予想が的中した。

さて、注目のジャクソンホールについては、金曜夕刻の追記にて「パウエル議長発言は注目度の割に直近の発言の繰り返しにとどまっており、今回も従来の枠内にとどまる可能性が高い」と記した。

この予想どおり、パウエル議長は「適切であればさらに金利を引き上げる用意がある」「FRBはデータに基づいて次の金利動向を決定する」と従来の発言の繰り返し、新たな判断の提出を控えた。

これにより、米株は週末要因により直近下落幅が大きかっただけに買い戻しが入り、ダウ平均は247ドル高の大幅高となった。

さて、今週の日経平均については、やはり直近下落の大きさから買い戻しが優勢となって始まることが確実視されており、日経先物ナイトの引け値である230円高・31,860円~心理的節目である32,000円が到達目処になると見ている。

週の上値目処については、短期動向を計る5日線は31,800円付近で上向きを維持していることから、75日線・32,175円、25日線・32,300円付近までの反発を予想している。

(おそらく、32,300円付近までは反発する可能性が高いと見ている)

下値目処については5日線・31,800円(上向きのため徐々にせり上がる)と見ている。

これらのことから、今週の日経平均予想レンジは下値目処31,700円~31,900円、上値目処は32,200円~32,300円と予
想している。

なお、先週-662円安となった金曜の先物手口は以下のとおりとなっている。

注目のゴールドマンは売り乗せ-1,883枚により、建玉を-4,499枚に伸ばしており、売り方上位の野村は-2,811枚の大口売り越しとなっている。

なお、買い方上位のバークレイズ、売り方首位のみずほは小口売りとなっている。

今後の焦点は日経平均が戻りを試す来週前半、価格的には32,000円から上でこれら売り方がどれだけ売り乗せてくるかであろう。

このあたりの先物手口と移動平均線と価格の関係性から今後の方向感を絞り込んでいくことになる。

今後の日経平均予想のメインシナリオとしては、ここでの戻りは自立反発に過ぎないと見ており、上述の上値抵抗レンジで押し返され、再度31,800円を割る動きになると予想している。

ただし、ダウ平均・S&P500のここ1週間の動きは75日線での底堅さを見せており、ナスダックについても同様の展開となっていることから、大幅反落ありきの決めつけは危険であると思われる。

それは、ダウ平均・S&P500の週足・ストキャスティックスが売られ過ぎ圏に達していることと、同MACDが高い位置から下降しているもののゼロライン到達間近であることから、ストキャ売られ過ぎ・MACDゼロライン到達によって再度上昇トレンドに回帰する可能性があると見ているからだ。

したがって、今後・中期的な日経平均予想については、金曜に追記した「日経平均31,800円は重要な節目価格であり、ここを明確に下放れれば30,000円付近まで一気に崩れる可能性がある一方、31,800円付近で下げ渋ると、再度6/17高値・33,772円奪還に動く」と予想している。

なお、31,800円~32,400円レンジで9月中旬付近までもみ合いった場合も上昇転換になりやすい。

繰り返しとなるが、何らかの悪材料により30,000円付近まで一気に崩れか、足元の短期レンジでもみ合うかしたら、その後は再度上昇トレンドに回帰すると見ている。



                           


 

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※追記8/28(月)17:36

本日の日経平均はギッャプアップ上昇後も値を伸ばし、545円高の大幅高となりったことから先週金曜の陰線が一時的な乱調(ダマシ)であった可能性も考慮すべき展開となっている。

ただ、本日公表のあった先週末時点の先物残高を反映した週間先物手口ではゴールドマンが週間で21,000枚の大口売り越しを見せており、残高は-4,214枚で推移している。


残高の水準としては、どちら方向にも動きやすい手口となっており、今後も日々の手口を注視していくことになる。

なお、本日のゴールドマンの先物手口については230枚の買い越しとほぼ中立(様子見?)となっている。

ただ、売り越し上位の野村が3,087枚の大口買い越しとなっているほか、買い筆頭の三菱UFJモルガンが1,766枚のしっかりとした買いを入れている点は要注目と見ている。

なお、価格的な節目としては上記本文に次の通り記した。

>週の上値目処については(中略)75日線・32,175円、25日線・32,300円付近までの反発を予想している。

本日の終値は32,169円と筆者予想どおり75日線で止まっている。目先的には、明日以降ここを上回り25日線・32,300円付近を目指すかどうかに注目している。




                           


 

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※追記8/29(火)17:28

本日の日経平均は上記本文の筆者予想どおり25日線・32,300円付近を前に足踏みとなった。

本日の先物手口は下表のとおり
注目のゴールドマンは-1,190枚のまずまずの売り越しとなったが打診売りの範囲だろう。

他の注目主体についても小口の取引にとどまっており、様子見と見られる。

なお、週初の筆者予想では25日線・32,300円付近で上値を抑えられる記したとおり、今のところ予想どおりの展開となっている。

筆者想定では、目先的には週末に向けていったん32,000円付近まで反落すると予想しており、週末の米雇用統計の結果次第では再度31,800円付近まで後戻りすると見ている。

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