2023-08-31

短期及び中期日経平均予想(8/31)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



本日の日経平均は、昨日の日経平均が米株高の流れに乗れずに上げ幅を縮小した反動から買い優勢となり+285円高・32,619円としっかりの展開となった。

終値が32,600円台に乗せたことにより、8/25の-662円安が一時的な乱調(ダマシ)であった可能性が濃厚となっており、足元は8/25安値を起点とする短期上昇トレンドに入っていると見るのが妥当と思われる。

なお、本日の先物手口は下表のとおりとなっている。


注目のゴールドマンは差し引き-1,603枚売り越し、売り建玉を-4,605枚に伸ばした。

また、売り方上位の野村・みずほは-2,084枚・-4,328枚の大口売り越しとなっている。

一方で買い越し上位のバークレイズは+5,041枚の大口買い越しとなっており、売り方・買い方ががっぷりと四つに組んでおり、手口からはどちらが優勢かは判断できない。

筆者の現在の相場観は、かねて記しているとおり1/4安値・25,661円を起点とする中期上昇トレンド中にあり、足元はこの25,661円から6/19高値・33,772円までの約8,000円幅の上昇に対する日柄調整をこなしているところと見ている。

日経平均・週足を見ると、6/19高値以降は約1,000円幅の右下がりのレンジ相場を形成していることが、この見方を正当化している。

この右肩下がりのレンジ下限は、直近でが31,275円は先々週の31,275円となっていることから、仮に今週の終値が31,275円+1,000円=32,275円(ブレ幅を考慮し32,400円-32,500円)を超えて引けるようであれば6/19高値以降の日柄調整が終了した可能性が生じる。

(2~3週間の間、32,400円-32,500円を超えて推移するようであれば、さらに確度が高まる)

なお、ドル建て日経平均については、8/18と8/25に200日線にあと3~4ドルの位置で反発となり、ダブルボトムを形成しており、売り一巡感を示している


これらに加えて日経平均・週足ストキャスティクスは売られ過ぎ圏となる20%-30%のゾーン入りから反転の気配を示していることから、足元は反騰期入りの期待が生じている。

また、同MACDは高い位置から一気に低下し、足元はゼロラインに到達していることも日経平均の反騰が近いことを示唆している。

これらのことから、日経平均は極めて需要な時間帯に差し掛かっており、32,400円-32,500円を安定的に超えることができなければ、さらに日柄調整が必要であり場合によっては30,000円~31,000円のゾーンに再度突入する可能性がある一方で、32,400円-32,500円を超える動きとなれば6月高値・33,772円を上抜き35,000円に達すると予想している。

後者となった場合は、野村・みずほに代表される大量の先物空売りの買い戻しを始め、昨年11月以降、5兆円を超える利益確定売りを繰り出したGPIFの買い戻しにより、日経平均の上昇スピードはかなり速くなると見ている。

なお、筆者の感覚では、どちらかと言えば後者の可能性が高まっていると見ているものの、レーバーデー明けからすぐに反騰開始といった展開ではなく、今しばらくは32,500円±200円でもみ合うか、ジリ高歩調を辿った後の急騰開始を予想している。



                           


 

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※追記9/1(金)17:32

本日の日経平均は、昨日の米主要3指数が雇用統計を前にした持ち高調整売りにより反落したものの、朝から買いを集めてスルスルと上昇し引け際に売られたものの+91円高・32,710円のしっかりとした展開となった。

なお、本日の先物手口は下表のとおりとなっている。


注目のゴールドマンは+943枚の小口買戻し、売り建玉を-3,662枚に縮小した。

また、売り方上位の野村・みずほはともに大口売り越しとなっており、みずほは-5,509枚を売り越している。

一方で買い越し上位のバークレイズは+5,841枚の大口買い越しとなっており、直近2日で1万枚超の弩級の買い越しによりも売り方陣営をけん制している。

日経平均の今後については、昨日記した上記・本文にて「日経平均は極めて需要な時間帯」に差し掛かっていると記したように、本日の上伸により32,400円-32,500円を上抜き、右肩下がりレンジの上限ブレイクに差し掛かっている。

チャートを見る限り、みずほ・野村の売り建玉は損失覚悟で買い戻さざるを得ない展開が予想されると見ているが、果たして勝因はあるのだろうか。

足元の状態は昨日記した「ジリ高歩調を辿った後の急騰開始」のイメージに近いと感じている。



                           


 

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※追記9/3(日)17:24

注目の雇用統計通過後の米株はダウ+115ドル高、S&P500・ナスダック総合指数ともに小幅な値動きとなった。

日経平均については、引き続き「ジリ高歩調を辿った後の急騰開始」のイメージを抱いている。

ただ、米主要3指数は直近上昇により日足ストキャスティックスが買われ過ぎ圏入りしているため、短期的には急反落となるか、またはもう少し値を伸ばしてからの反落となるかのいずれかと見ており、日経平均についても短期的には週前半またはMSQ後の急反落の可能性がある。

なお、日経平均については引き続き32,700円±200円
での値動きを想定しており、仮に32,500円を割れたとしても32,300円付近では底堅く推移すると見ている。

したがって、今週の日経平均の予想レンジは32,500円~32,900円、ダウ平均の反落が先延ばしとなれば週末SQ・33,000円もあり得ると予想している。
(お知らせ)
 今月・9月は都合により更新頻度が減少する見込みです。したがいまして、市場の変化をタイムリーにお伝えできない可能性があることをご了承願います。



                           


 

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※追記9/5(月)17:28

本日の先物手口

ロールは順調に進んでいる。みずほ大口売り越し、三菱UFJ・バークレイズ大口買い越し。

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