2023-10-15

今後の日経平均予想(10/15)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



基本的な相場観としては、10/1付けにてアップした「今後の日経平均予想」に記したとおり、現在は6/19高値・33,772円示現後の日柄調整をこなしている局面と見ている。

現時点の日柄調整レンジは下限30,600円、上限32,600円付近と推測しており、短期的にはジグザグを繰り返しながら下限を目指す動きになると予想している点に変わりはない。

したがって、短期的には10/4・30487円安値を目指す可能性が高いと見ているが、急落してすんなり安値を目指すというよりは上値・下値を確かめながら足元のトレンドである下降トレンドに従うと見ている。

目先予想としては12/12(木)に「日米ともに日足ストキャが買われ過ぎ圏入りしており、短期的な過熱感が顕著」と記したとおり、翌日・金曜の日足は前日・木曜終値を上抜くことができない十字足となっており、週末の日経平均CFDは金曜終値に対し-426円安・31,890円で返ってきている。

なお、先週の週間先物手口(速報値)は以下のとおりとなっている。

先週のバークレイズは週前半は引き続き売り越し基調により持ち高を減らしていたが、週央付近からは買い越しに転じており、週間では-3枚売り越しと売り一服となっている。




週足チャート(ストキャスティックス・MACD)での相場予想としては、足元ではストキャが売られ過ぎ圏の入口に差し掛かった程度であり、ここから一段・二段の下落となってもおかしくない。

(同MACDはゼロラインを少し下回った地点であるため、粘り強くゼロラインを死守する可能性もあるため、ストキャスティックスが売られ過ぎ圏入りせずに折り返すことも考えられる)

したがって、メインシナリオとしては短期的な下降トレンドから抜け出ていないと思われるため下方優位の展開になりやすいと見ており、下方向に勢いづいた場合には今月末~来月初め付近での52週線・29,800円付近までの突っ込みは許容範囲内と予想している。

サブシナリオとしては、日足ベースの調整にとどまる見方となり、日足ストキャが売られ過ぎから反発に向かう展開となるが、調整レンジの上限・32,400円~32,600円では上値を抑えられる可能性が高いと見ている。


                           


 

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※追記10/18(水)17:38

注目しているバークレイズの先物手口は本日も-1,653枚の売り越しとなった。
なお、先週後半の同証券は続いていた売り越しが一服したものの、今週に入り月曜は-3,127枚、昨日・火曜は-1,653枚と再び買い建玉の圧縮に動いている。

バークレイズの買い建て玉のピークは9/22・105,218枚、本日現在の買い建玉は56,857枚となることから、本日時点で概ね半数近くを売ったことになるが(あくまで筆者の個人的な感触であるが)32,00円割れでも売ってきていることから、今後さらに圧縮に向かう可能性があると見ている

上記・本文にて、日経平均の一時的な3万円割れの可能性を指摘したのは、足元の日経平均は本年1月から6月にかけて7,000円幅での上昇に対する調整相場に入っており、半値押しの30,000円、61.8%押しの29,400円(オーバーシュートがあれば29,000円手前)までの調整があってもおかしくないと見ているからである。

(しかしながら、バークレイズは売り崩す目的ではなく、利益確定売りや持ち高調整売りであることから安値を売り叩くことはないと見ており、本年9月までの買いの重さによる売りが日経平均を安くさせると予想している。したがって、基本は30,600円~32,600円のレンジ継続と思われるが、どこかで自重からいったん割れる可能性がある)

なお、こういった本格調整局面となれば、立ち直りは3Q決算が明らかになる来年1-2月、または2024決算を見通すことができる来年3-5月が調整明けとなろう。




                           


 

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※追記10/22(日)17:42

10/1付けにてアップした記事「今後の日経平均予想」にて次のとおり記した。

>6/19高値示現後の日柄調整レンジは、足元では下限30,600円、上限32,600円付近と推測しており、しばらくはこのレンジでの値動きを予想しており、目先的にはジグザグを繰り返しながら下限を目指す動きになると予想している

足元の展開はこの予想どおり、下限30,600円を目指す動きと見ている。

なお、週末の米国時間・日経平均CFDは-250円安・31,009円で返ってきており、日足チャートベースでは日米株ともに売られ過ぎ圏入りしていることから、今週は反転のきっかけをさがす週になると見ている。

ただ、週足ベースでは依然として下値模索となってもおかしくなく、米株には依然として下げ余地が残されているため、戻りが弱い場合には、保ち合いレンジ下限・30,600円を割る展開になりやすいと見ている。

以上が現時点の筆者の相場観となる。時間があればもう少し詳しく記したいと思っています。

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