2023-10-26

今後の日経平均予想(10/26・前引け)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




本日の前引けの日経平均は-667円安・30,620円の大幅反落となったが、筆者は10/22(日)の追記にて次のとおり記した。


>足元の展開はこの予想(10/1記事)どおり、下限30,600円を目指す動きと見ている。
>戻りが弱い場合には、保ち合いレンジ下限・30,600円を割る展開になりやすい


本日の前引けでは、日柄調整レンジの下限・30,600円を維持しており、売られ過ぎに対する短期的な警戒感も生じているため断定的な言い方はできないものの、雰囲気的には遠からず下限割れの可能性が高いと見ている。

なお、日経平均が207円高・31,269円(高値31,466円)となった昨日・10/25(水)の先物手口は以下のとおり。

バークレイズは-3,832枚の大口売り越しにより、引き続き買い建玉の圧縮を図っており、売り越し上位の野村は2,152枚の買い戻し入れ、売り建て玉の急速な買い戻しを図っており売り建て玉を-27,262枚に圧縮している。

つまり、今週月曜のプチ・セリクラからの上昇局面ではバークレイズは利益確定売り(買い建玉の圧縮)、野村は売り建て玉の買い戻しに動いたということであり、週初の買いはショートカバーに過ぎなかった可能性が高く、バークレイズの買い建玉54,192枚から推測すれば依然として売り余地が残っていると見ている。

このほか、他の取引主体の先物手口は以下のとおりとなっている。



なお、買い筆頭に踊り出ている三菱UFJモルガンもリスク回避売りを出さざるを得ないと見ており、これに対し、買いは(ファンダメンタルズの改善=3Q決算を見通せる来年初めになるまでは)野村・みずほの売り越し勢の買い戻しが主であると思われるため、売られ過ぎから反発となっても、買いの弾薬が尽きたところで下方向に動きやすい。

この想定が正しければ、日経平均30,600円(30,400円~30,600円)の下限サポートは、仮に再度守られたとしても、いずれ破られる可能性が高いと見ている。

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