2023-10-29

今週及び今後の日経平均予想(10/29)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




先週の木曜(10/26)は日経平均が一時460円高・31,466円まで急伸となった。筆者は同日・前引けにて次のとおり先物手口を基にした予想をアップした。

>今週月曜のプチ・セリクラからの上昇局面ではバークレイズは利益確定売り(買い建玉の圧縮)、野村は売り建て玉の買い戻しに動いたということであり、週初の買いはショートカバーに過ぎなかった可能性が高く・・・

この予想どおり、同日は後場に前場高値から200円ほど値を消した31,269円で引け、翌日・10/27は-668円の大幅安となり、筆者のショートカバーに過ぎないとの予想どおりの結果となった。

なお、大幅安となった週末10/26(金)の先物手口は以下のとおりバークレイズは-918枚売り越しと相場追従の売りとなっているものの、野村は5,275枚の大口買い戻しを行っている。

これにより、野村の売り建玉は-23,086枚とピーク時の3分の1までの圧縮となっており、ここからの買い戻し圧力は薄れている。

ただ、みずほの売り建て玉は-53,865枚と引き続き高水準を保っている点は留意しておく必要がありそうだ。

他の参加主体の手口は以下のとおりとなっている。



さて、今週の日経平均については中銀ウィークということもあり、結果次第では波乱の展開が予想される。

ただ、波乱の展開とは言っても結局はチャートが示す方向に向かって動くだけであると見ているが、日米指数は日足・週足ともに売られ過ぎ圏に達している。

そのため、イベント通過により素直に反発に向かうか、それともダメ押しの下げが来るかであり、それを正確に予想するのは困難な状況にある。

筆者の個人的な予想というか、感覚では買い方が苦しい状況に追い込まれており、需給的に下押す可能性が高いと見ており、金利の先高感が強まる局面となれば長い陰線を引くことを想定した戦略を立てる局面と見ている。

20:06追記
下押した場合の第一目途はかねて記しているとおり29,400円~29,600円、ここを割れると28,000円~28,200円となるが…。

ただ、今週の中銀ウィークを陽線で切り返すことになった場合には短期的な買戻しの流れが続く可能性があると見ているものの、ボトム形成が先送りされただけであり、12月中旬~1月にかけて再度下値さぐりの時期が訪れると予想している。
(続く)



                           


 

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※追記10/30(月)18:13

本日の先物手口は以下のとおり米株下落に伴う相場追従の売り買いが入ったのみであり、火種となるような手口は特段見られない。

また、本日の日経平均は、かねて記している日柄調整レンジ下限の30,600円で持ちこたえており、強い支持帯として機能している。

き続き、今週の中銀ウィーク(特に米FOMC)を波乱なく通過することができれば高値目途・32,000円~32,500円の反発に移ると見ており、本日の動きは(基本的にはFOMCを前にした買戻しではあるものの)現物出来高の大商いを見るにつけ、その可能性が生じている萌芽と思われる。




                           


 

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※追記11/2(木)19:52

10/30(月)の夕刻、筆者は次のとおり記した。

>日柄調整レンジ下限の30,600円で持ちこたえており、強い支持帯として機能している

>今週の中銀ウィーク(特に米FOMC)を波乱なく通過することができれば高値目途・32,000円~32,500円の反発に移ると見ており、(中略)現物出来高の大商いを見るにつけ、その可能性が生じている萌芽と思われる

この予想どおり、翌10/31(火)の日経平均は30,694円寄り付きで始まった後、買い優勢となってプラス引けとなり、昨日の742円高、FOMCを無事通過した本日は高値32,087円と、筆者予想どおり32,000円台を一時回復した。本日の日経平均終値は31,949円。

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