2023-12-25

先週(12/18~22)の週間先物手口及び所感(12/25)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        





先週(12/18~22)の週間先物手口は以下のとおりとなっている。

先物買い方上位のモルガン・バークレイズが利益確定売りを繰り出す一方で、直近大きく売り越していたゴールドマンや売り越し上位の野村が買い戻しを入れている。





また、その他の海外勢についても買い越し中の主体(ソシエテ・メリルリンチ等)が利益確定売りとなっている一方で、売り越しのBNPバリバが買い戻しを入れており、このあたりは上位の主体同様に年末年始休場を控えたポジション調整の動きとなっている。



また、野村・みずほよりも建玉は少ないながら、やや売り越し基調のその他国内勢についても、ポジション調整の買い戻しが目立っている。



先物市場については、これら年末特有の動きとなっており、大納会に向けても目先的な需給調整の動きが継続すると見ている。

なお、足元では12/21の-535円安の大幅ギャップダウンに対する修正の買いが入っており、基調としては底堅く推移する可能性が高いと予想している。





                                        




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※追記12/28(木)15:24

日経平均予想については12/17(日)に次のとおりアップした。


>ダウ平均・ボリンジャーバンドが+2σのバンドウォークが継続している

>ダウが強展開となった場合には日経平均の連れ高も考えられる

>日経平均が筆者予想の上値目処・33,200円を捉えてくると、33,600円~33,800円高値の展開もあり得る

また、12/25(月)の記事では「足元では12/21の-535円安の大幅ギャップダウンに対する修正の買いが入っており、基調としては底堅く推移する可能性が高い」と記した。

この予想どおり、昨日はザラバ高値は前日比400円を超える上昇となり、終値も375円高・33,681円と筆者予想の高値レンジ33,600円~33,800円到達となった。

本日の日経平均は141円安・33,539円とやや弱含んだものの、前日までの4連騰に対する年末の利益確定売りをこなして下げ渋る筆者予想どおり「底堅い」展開となった。

足元では、引き続きダウ平均のバンドウォークが続いており、どこでボリンジャーバンド+1σを割ってくるかが焦点となる。

経験則では、年末年始の日米市場の休場が転換のきっかけとなりやすいだけに明日の大納会(受け渡しベースで新年入り)及び年明けの動向に注目している。



                                        






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※追記1/4(木)19:24

本日・1/4公表があった12/29現在の先物残高から算出する先週・12/25~12/29の週間手口は以下のとおり、売り筆頭・みずほの-6,087枚の大口売りを買い方2位のバークレイズが6,947枚買いで対抗している。

また、ゴールドマンが13,205枚の買い戻しにより売り建玉の圧縮に動いている。

本日の日経平均-700円安からの切り返しを見るように売り方の買い戻しに加え、買い方のセンチメントの強さがうかがえ、本日の安値・32,700円付近が短期的な下値サポートとなる可能性が高いと見られる。




                                        






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※追記1/5(金)19:48

裁定売買に係る現物ポジション(株数ベース)は2営業日遅れながら日々公表されており、本日は12/29・大納会分の公表があった。


買いポジションは560,592千株と直近2週間で2倍近くに急伸しているものの、売り残は1割程度しか増えておらず、多くの市場参加者が楽観に傾いている。

過去の例では買い残が600,000千株に近づくと日経平均は急落しており(年初2営業日も買いに傾いていると想定されることから)需給面で警戒を要する局面に近づいていると見ている。

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