2024-01-21

今週及び今後の日経平均予想(1/21)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



先週木曜に公表のあった「投資主体別売買動向(先々週分)」では海外投資家が現物・先物合わせて1.4兆円の買い越しに対して個人投資家が1兆円の売り越しと、海外投資家買いvs個人投資家売りの構図が継続しており、筆者が集計している週刊先物手口と同様の需給動向となっている。

先週の日経平均は、水曜にザラ場高値から-700円の急落となったものの、すかさず買い物が入って急伸しており、先物市場は、大規模な利益確定売りに対して、売り方の買い戻しが入るといった好需給が示されたと見ている。

(このあたりは月曜の夕刻に公表される「先物参加者別残高」を元に再度分析していく)

いずれにしても、-700円といった比較的大きな押し目を入れたことにより、需給は引き続き買い方有利の展開になっていると考えられることから、今週も押し目があれば買われる展開になる可能性が高いと見ている。

ただ、前述の「投資主体別売買動向」では(先々週までで)個人が5週連続の売り越しとなっており、仮に先週も売り越しとすると6週連続の売り越しとなることから、一段高・二段高後には、そろそろ損失覚悟の買い戻しが入りそうな状況でもある。

また、騰落レシオは先週始めに買われ過ぎを示す120%に到達後、水曜の急落で一気に冷やされたものの二番天井をつける形に移行しやすいことに加え、RSI(9)・(14)ともに買われ過ぎ圏に入っていることも警戒を要する局面が近づいている証と見ている。


加えてチャート・テクニカルにおいても、日経平均・日足ストキャスティクスは下落トレンド、週足ストキャは買われ過ぎ圏入りとなっており、買い方についても利益確定売りを虎視眈々と狙っている状況に変わりはないと思われることから(今週が転換週になるかと問われれば、月末・月初といったもう少し先の気がするものの)週足ベースの転換点は着実に近づいていると見ている。

なお、今週の日経平均の予想レンジは35,600円~36,600を想定している。


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