※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
昨日公表のあった「先物取引参加者別建玉残高」を基に集計した先週・1/9~12の週間先物手口は以下のとおりとなっている。
なお、先週は週間で日経平均が2,000円超の急騰となった週である。
先物買い方筆頭のモルガンMUFGが6,798枚の大口買い、直近でやや売りに傾いていたゴールドマンが11,429枚の特買いを入れる一方で、売り方上位の野村が-11,784枚を特売りし、売り上がっている。
なお、売り方筆頭のみずほは6,557枚のロスカット(買い戻し)を入れている。
その他海外勢については、売り買いはまちまちとなっているが、急騰値幅の大きさを反映し、ポジションの方向性はそれぞれ一方向に傾いている。
その他の国内勢については、個人投資家の比重が多いと思われるSBIが-5,404枚の大口売りと急騰に対して逆張りとなっている。
総じて買い方上位のモルガン・バークレイズの買い建玉は合わせて約148,000枚に対して、売り方上位の野村・みずほは合わせて約113,000枚と売り方がやや下回っているとともに、売り方のみずほが大きくロスカット売りを出すなど売り方の足並みが揃っておらず、買い方優位の展開となっている。
ただ、野村の強気の売り上がりと売り建て玉が47,000枚と依然として売り余力を残した形(過去、野村は10万枚を超える売り建て玉を何度か繰り出している)で日経平均が36,000円の高値圏に到達したことを考え合わせると、買い方としても、このまま買い上がることは難しく、利益確定売りを出していくことになると見ている。
したがって、目先的には35,300円~36,200円レンジで一進一退を繰り返しながら天井圏を形成していくと予想している。
なお、この天井圏は、買い方は利益確定売りのタイミング、売り方は来る下落に向けた売り玉の仕込み場と捉えていると見ていると思われ、筆者の相場観としては、足元は売り方・買い方ともに株価反落の材料を待つ時間帯であると見ている。
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※追記1/17(水)18:38
1/5(金)付けの追記にて裁定買い残と株価の動きについて下記のとおり記した。
>裁定売買に係る現物ポジション(株数ベース)は2営業日遅れながら日々公表されており(中略)・・・過去の例では買い残が600,000千株に近づくと日経平均は急落・・・
本日は1/15現在の裁定ポジションの公表があった。
この日の裁定買い残は621,902千株と600,000千株を超えており、アノマリーどおり、翌1/16は陰線、そして本日の急落と想定どおりの展開となった。
このように裁定ポジションは需給の逼迫具合を知ることのできる良い指標のひとつとなっている。
※追記1/17(水)18:38
1/5(金)付けの追記にて裁定買い残と株価の動きについて下記のとおり記した。
>裁定売買に係る現物ポジション(株数ベース)は2営業日遅れながら日々公表されており(中略)・・・過去の例では買い残が600,000千株に近づくと日経平均は急落・・・
本日は1/15現在の裁定ポジションの公表があった。
この日の裁定買い残は621,902千株と600,000千株を超えており、アノマリーどおり、翌1/16は陰線、そして本日の急落と想定どおりの展開となった。
このように裁定ポジションは需給の逼迫具合を知ることのできる良い指標のひとつとなっている。
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※追記1/18(木)17:18
1/16(火)付けにてアップした上記・本文にて、日経平均の展開について次のとおり予想した。
>したがって、目先的には35,300円~36,200円レンジで一進一退を繰り返しながら天井圏を形成・・・
昨日の日経平均は高値36,239円と筆者予想の高値目処・36,200円に到達した。
また、本日の安値は35,371円と下値目処35,300円に接近するなど筆者予想どおりの展開となっている。
(もっとも、昨夜の米国時間での安値は35,307円をつけている)
これにより、短期間の間にではあるが上値目処を打診後、下値目処を打診したことにより、目先的にはもみ合いながらも再度上値を打診する動きになる可能性が高いと予想している。
※追記1/18(木)17:18
1/16(火)付けにてアップした上記・本文にて、日経平均の展開について次のとおり予想した。
>したがって、目先的には35,300円~36,200円レンジで一進一退を繰り返しながら天井圏を形成・・・
昨日の日経平均は高値36,239円と筆者予想の高値目処・36,200円に到達した。
また、本日の安値は35,371円と下値目処35,300円に接近するなど筆者予想どおりの展開となっている。
(もっとも、昨夜の米国時間での安値は35,307円をつけている)
これにより、短期間の間にではあるが上値目処を打診後、下値目処を打診したことにより、目先的にはもみ合いながらも再度上値を打診する動きになる可能性が高いと予想している。