2024-01-30

1月第4週の週間先物手口及び今後の日経平均予想(1/30)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        


※冒頭部分の記事を誤って削除してしまったため、初出時に記した前説と主要参加者手口の分析は割愛(省略)させていただきます。



一方、売り方上位の野村・みずほは先週の上ヒゲ陰線のもみ合い時は-5,000枚~-6,000枚の売り越しであったのに対し、先週は5,000枚~6,000枚の利益確定の買い戻しを繰り出している点は注目される。

その他・海外勢についても売り越し組の買い戻し・買い越し組みの利益確定売りとなっており、この点は大口の手口と相似である。



また、その他・国内勢の建玉は野村・みずほ同様に売り越し基調となっているが、先々週についてはやはり買い戻し基調となっており、市場の総意は上昇一服を示唆している。


今後の予想については、日経平均の週足チャートにおいても、1月中旬の長大陽線に対する調整が始まったところであると想定されることに加え、日足ベースでのオシレーター系指標が買われ過ぎ圏入りしていることから、まずは日足ベースてせの調整入りが近いと見ている。

また、週足ベースのオシレーター系指標が買われ過ぎ圏入りしていることから、メインシナリオとしてはここからの短期的な調整は中期的な調整につながる可能性が高いと予想している。

ただ、ここまで強い相場が崩れていくためには相応の売り材料が必要であると見ていることから、週末の雇用統計が一つのきっかけになると見ている。

なお、仮に週末の雇用統計が調整入りのきっかけとならない場合(週足・ストキャスティックスは買われ過ぎ圏にあるものの、雇用統計が良好な結果となることも予想されていることからストキャの天井圏張り付きとなる可能性もある)、足元の強い相場が延長され、日経平均は38,000円に届いてから調整に入る想定をサブシナリオとして考慮している。

メインシナリオである来週から日足ベースの調整に入る場合、3月中下旬が第一ボトムとなり、6月~9月が大底圏と予想しており、サブシナリオの場合は3月高値~6月~9月の大底圏を予想している。

なお、日経平均の安値目処は昨年来のレジスタンスポイントであった33,800円手前の34,000円付近と見ている。

                           




                                        




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※追記1/31(水)17:08

今週日曜にアップした「今週の日経平均予想」にて、今週の展開予想を次のとおり記した。

>日経平均の上下レンジについては35,800円~36,300円
>週前半は押し目買い
>週後半は36,000円~36,100円程度に収れんしていく

本日の日経平均も35,800円を下回って始まったものの売りは続かず、買い方優勢の展開により220円高・36,286円で引けており、筆者予想どおり押し目買いムードが漂っている。

足元の勢いからは筆者想定の上値目処36,300円を超えて36,600円付近(1/23の陰線コマ部分)まで上値が見込める展開があってもおかしくないが、週内は様子見となろう。

なお、短中期の日経平均予想については上記・本文に記したとおり、基本はメインシナリオであるが、週末の雇用統計通過後に下押しの流れにならない場合にはサブシナリオとなる可能性があると見ている。

                                        




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※追記2/4(日)13:48

1/31(水)の追記にて次のように記した。

>週末の雇用統計通過後に下押しの流れにならない場合にはサブシナリオとなる可能性がある

雇用統計通過後の日経平均(米国時間)は週末比244円高・36,402円と強含んで返ってきており、各オシレーター系指標が高値圏(買われ過ぎ圏)でもみ合いながらも指数は高値追いに向かう可能性が生じている。

(先週末の終値36,158円付近を割らない限りは、足元の強い相場が延長されるサブシナリオを考慮すべき時間帯にあると見ている)

足元の状況は売り方劣勢であるだけに、仮に、月曜に公表される先物残高公表にて、買い方による買い上がりが継続していることが確認されるならば、今後、売り方はショートカバーしつつ売りコストを引き上げる売り乗せを繰り返す悪循環となることが想定され、3月MSQでは1989年38,957円を上回る史上最高値達成も考えられる。

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