2024-02-24

今週及びその後の日経平均予想(2/24)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




まずは先週の月曜・2/19にアップした「2月第2週の週間先物手口と今後の日経平均予想」にて週間先物手口を見た感想を次のとおり記した。


>先物手口から見る限りにおいては、指数の急伸ほどには盛り上がっておらず、小口または出遅れの買いによって上昇した週であり手詰まり感を感じる


そして、先週木曜に公表された「投資主体別売買動向」における海外投資家の動向は、現物を3,014億円買い越す一方、先物を-1,878億円売り越しており、筆者が集計・分析している先物手口同様の結果となっていた。

このことから、先々週木曜・2/8の日経平均743円高の買いは先物の買い仕掛けの可能性は低く、先物の大幅売り越しの国内系(発注主体が国内勢とは限らない?)のショートカバーと思われる

前置きが長くなったが、この予想が正しいとするならば、週末・木曜の日経平均836円急伸による史上最高値更新・39,000円乗せは引き続き売り方の踏み上げと現物買いによる急伸と見られる。

このあたりは来週月曜の夕方公表される「市場参加者別先物残高」によって確認していくこととなるが、買い方の買い仕掛けではないとの筆者の推測どおりであるなら、基本的にこの上昇トレンドはまだまだ続く可能性があり、需給状況による反落調整はあっても、暴落と呼ぶような調整は起きない可能性があると考えている。

なお、週末の急伸により、2/15(木)の追記「最も楽観的なシナリオとしては3月MSQ40,000円の可能性も生じている」と記した予想が現実となる空気感を感じている。

月曜の日経平均は週末の米国時間にて日経平均CFDは39,400円台で返ってきていることから、300円~400円高で始まると見ており、一時的にも39,500円に乗せると見ている。

ただ、海外先物勢が売り越しに転じていることや米主要3指数が一服しても良い状況になっていることから、今週も日経平均が続伸するといったシナリオは描きづらいと見ている。

(このあたりは月曜の週間先物手口にて、買い方による買い仕掛けが見られるようであれば月末・40,000円、MSQ42,000円の展開となろうが、買い方としても息の長い買い相場を目指していると思われ、今週は順当な一服を予想している)

したがって、今週の日経平均予想レンジは高値目処39,600円±100円、下値目処は38,900円±100円と想定している。

なお、日経平均は年初から6,000円余上昇しているものの、これはあくまで円建て日経平均であり、ドル建て日経平均ドル建てでは約20ドル余の上昇に過ぎない。

騰落率では円建て+18%、ドル建てでは10%程度の低率にとどまっている。

加えて、東京市場の海外投資家占有率が70%であることを考えれば、この程度の上昇で海外投資家が本格的な利益確定売りを繰り出してくるとは筆者は考えておらず、適度な調整後は再度先物買いに向かうと見ている。

日経平均の予想レンジに話を戻せば、再来週末のMSQは39,000円~39,500円をめぐる展開になると予想しており、その後は日柄調整に入りを想定している。
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