2024-06-16

今週及び中長期日経平均予想(6/16)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        






先週日曜・5/9にアップした「今週及び今後の日経平均予想レンジ」にて、先週の日経平均予想レンジをとおり予想した。

>高値目処が39,100円~39,300円

>安値目処が37,800円~38,000円

先週の日経平均は6/11(火)に筆者予想高値目処・39,100円~39,300円の中間値・39,175円をつけた後、軟調に推移する筆者予想どおりの展開となった。

日経平均の金曜終値は38,814円、金曜米国時間大引けでは38,465円つけており、明日・月曜は週末終値に対し-350円安付近の弱気スタートで週が始まることが想定される。

ただ、日米ともに政策金融会合を通過した後だけに、材料不足感は歪めないだけに、ここから大きく下げる展開は想定しずらく、今週はもみ合いに終始すると見ている。

なお、米主要3指数は比較的堅調に推移している一方で、日経平均が軟調の展開になっている。

(2週間ほど前と記憶しているが)NTT株の寄り前の成り行き注文において機関投資家売り・個人買いが顕著になっていることを記した。

先週のNTT株の寄り前の成り行き注文においても、この傾向は継続している。

6/12 NTT寄り前の成り行き注文

(1件あたりの売り注文は70,987株、買いは20,786株)

NTTの成り行き注文が象徴しているように、東京市場は機関投資家などの大口投資家が利益確定売りを進めていると見られ、海外勢が買い参戦してこない限りは浮上のきっかけをつかめないと見ており、足元、米主要3指数の週足チャートが買われ過ぎ圏入りしているなかでは、東京市場はヘッジ売りの対象になっていると見られ、資金投入は難しいと思われる。

(NTTについては2020年安値・85円から本年1月高値192円の上昇幅に対する半値押しの138円、61.8%押しの125円がチャートテクニカルでの下値目処と推測される)

なお、この後の米国市場は近く週足ベースの調整局面に入ると見ており、その下落幅はかなり本格的な調整になると見ていることから、日本株は引き続き換金対象になり資金流入は期待できないと予想している。

また、先日、日経新聞が報じた公務員共済100兆円のGPIFに倣った運用の思惑が複雑に絡んでいることも売り優勢にならざるを得ないと見ている。(この件については別途稿を改めて記す予定)

これらのことから、日経平均(東京市場)の中長期メインシナリオとしては、本格反騰については来年を待つことになり、安値目処は34,000円~35,000円、32,884円、30,948円をチャートテクニカルから算出・予想している。

なお、今週の日経平均予想レンジは高値目処38,800円~39,000円、安値目処38,100円~38,300円と予想している。

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