2024-06-26

6月第3週の週間先物手口(6/24)※手口考察・予想追記



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        







本日公表のあった先週末・6/21時点の「取引参加者別建玉残高」を元に集計した先週・6月第3週(6/17~21)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。



↓ ここより追記 6/26 17:38

買い方についてはポジション調整の範囲となっている。

一方、売り方についてはゴールドマンが2,619枚の買い戻しにより売建玉が-16,194枚に低下したため売り方第3位に後退し、先週、一気に売建玉を増やしたBNPパリバ証券が売り筆頭となった。売建玉は-42,980枚。

売り方2位のみずほとの売建玉の合算は約8万枚となり、買い越し組のモルガン・バークレイズの合算8万枚と均衡している。

本日・6/26の日経平均は+493円高の大幅続伸となっているが、売り方の買い戻しか? 

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
6月17日日経225-2,490-379154-507-149-939
TOPIX-152,484-18-418-275597
6月21日-2,5052,105136-925-424-342
建玉残高
TOTAL7,75021,20961,52319,841-42,980-37,108
日経2251,110-5,806-11,4417,712-178-18,446
TOPIX6,64027,01572,96412,129-42,802-18,662
<日経225先物>
2024年06月限月1,023-4,630-4,0267,94512,041-14,024
2024年09月限月0-1,414-7,9150-11,734-3,872
6/21
<日経225mini>
2024年04月限月716-6175,000-765-4,850-5,500
2024年05月限月1532,9980-1,56100
<TOPIX先物>
2024年06月限月-2,05928,78775,30912,429-40,457-18,662
2024年09月限月8,699-1,772-2,345-300-2,3450

その他・海外勢についてはまちまちの展開となっている。

週間手口ゴールドマン証券クレディ・スイス証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
6月17日日経2252,552-15-2,672-1845682,252
TOPIX6761,276-2,315-245530
6月21日2,619-9-1,396-2,4993232,782
建玉残高
TOTAL-16,19433018,77826,342228623
日経225-16,6302544,261-414-3388,199
TOPIX4367614,51726,756566-7,576
<日経225先物>
2024年06月限月-16,7302544,519-264-3087,649
2024年09月限月0000-300
6/21
<日経225mini>
2024年04月限月1,0000-131-1,500-44,500
2024年05月限月00-2,449001,000
<TOPIX先物>
2024年06月限月5,5667613,80026,416566-6,626
2024年09月限月-5,13007173400-950

その他・国内勢についてはSBIが大きく売りを積んでいるものの、日経平均し週初3連騰となっており、やや追い込まれたか?

週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
6月17日日経225-1411,490291293-1,780
TOPIX-2,1234905850-1,126
6月21日-2,2641,980876293-2,906
建玉残高
TOTAL6,879-12,242-15,717329-9,188
日経22535,651-9473,757329-3,574
TOPIX-28,772-11,295-19,4740-5,614
<日経225先物>
2024年06月限月35,6461653,757309-3,616
2024年09月限月0-1,112000
6/21
<日経225mini>
2024年04月限月5000270564
2024年05月限月000-70-148
<TOPIX先物>
2024年06月限月-28,622-11,295-19,4740-5,614
2024年09月限月-1500000

今週日曜にアップした「今週及び中長期日経平均予想レンジ(6/23)」にて、今週の日経平均予想レンジを以下のとおり記した。

>高値目処は39,000円~39,200円
>下値目処は38,100円~38,300円

下値については、月曜に38,416円安値をつけたものの、筆者予想値上限・38,300円に116円届かず、この安値が切り返し起点となり反発につながった。

高値については、昨日の終値・39,173円が筆者予想上値目処・39,200円であったことから、本日の日経平均に注目していた。

昨夜の米国市場はダウ平均が-299ドル安となったものの、ナスダックが大きく反発したため、グロース株を中心とした買いによって日経平均が大きく上昇し、本日の日経平均は493円高・39,667円の大幅続伸となった。

なお、筆者は日曜の記事にて「米主要3指数は先週末にMSQを通過したことから、一時的に騰勢が強まることが考えられ、その場合、日経平均は来月初旬にかけて39,500円を目指す動きが予想される」と予想しており、(時間をかけずに上げたということであり)本日の暴騰についての違和感はない。

本日の上昇によって、日経平均は当面の高値を一気につけた可能性があるものの、冒頭の先物手口に記したように海外勢ではBNPパリバが、国内勢ではSBIが売りを仕込んだ後の暴騰であるだけに需給の乱れが生じていると思われ、この上昇はもうしばらく続く可能性がある。

ただ、日経平均・TOPIXともに日足・ストキャスティックスが買われ過ぎ圏入りしていることに加え、かねてより筆者が記していた「株主総会がピークを迎える今週末までは下げずらく、高い」期日到来が近づいており、警戒すべき環境にあると見ている

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