※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
筆者が米主要3指数の動向予想のためにウォッチしている主な指標として日足及び週足の移動平均、ストキャ、MACDがあるが、そのほかに直近5営業日の騰落率がある。
直近5営業日前の終値に対して何%上下したかを算出しており、概ね5%を超えた場合に買われ過ぎ、売られ過ぎの判断を下している。
先週の米主要3指数は月曜にダウ平均が-1.033ドルの急落となり、合わせてS&P500、ナスダックも同様の大幅安となった。
月曜段階の直近5営業日の騰落率はS&P500・-5.07%、ナスダック・-6.74%と基準値としている-5%を上回っているものの、記録的にも弩弓の値幅となっているため、需給の混乱に基づく二番底が来る可能性があると見ており、そのため日経平均についても二番底へのダメ押しを警戒していた。
そして、水曜にダウが-234ドル安と反落となり、S&P500の直近5営業日の騰落率が-5.85%、ナスダック・-7.98%と月曜の同騰落率を上回った。
※ちなみに直近でS&P500・ナスダックの直近5営業日の騰落率が-5%を上回ったのは2022年9月であり、2年ぶりのこととなる。これだけ-5%の売られ過ぎは出現率が少ない稀少な指標である。
これにより、水曜に米主要3指数は売られ過ぎ圏到達と判断し、再度軟調な展開が続く可能性はあるものの、米主要3指数は下落基調から反発基調に変化した可能性があると見ていた。
(筆者が8/7(水)に「先の安値・31,156円に肉薄または下回る日経平均の二番底警戒は空振りに終える可能性が高く、その可能性は高まっている」と記したのは、S&P500・ナスダックの週足・ストキャスティックが売られ過ぎ圏入りしていることから、早晩二番底が来ても月曜の安値を割り込む可能性は少なくなっていると見たからである)
週を終えたS&P500・ナスダックの週足・ストキャスティックスは、ともに売られ過ぎ圏-20%入りした後の跳ね上がりとなる「反発の兆し」を見せていることから、週半ばの底入れ判断は正しかったと見ている。
なお、週足MACDは両指数ともにゼロラインタッチを果たしており、ここからは反発に向かうと判断している。
なお、3指数ともに日足チャートでは月曜を底に短期上昇トレンド入りしており、目先的にはもうしばらくは反発が続くと見ているが、日足ストキャが半値戻しとなっていることから、ヤレヤレ売りが出てきてもおかしくない。
(ヤレヤレ売りが出てくれば週前半に二番底に向かう反落が起きるが、ストキャが一気に買われ過ぎ圏まで上昇するならば反落は来週前半に持ち越されることとなる)
米主要3指数の今後の展開予想は以上のとおりとなり、日経平均についても基本的に同様の値動きになると見ている。
具体的な値幅については8/3(土)にアップした「今後の日経平均予想」に記した次の展開に近づいていると見ている。
>今回の調整によりボトムを打った後は36,000円~38,000円で日柄調整をこなし、日経平均4万円奪回は来年3月~6月と予想
なお、短期的には米主要3指数の反落に合わせて日経平均も連れ安になると見ており、浅押しであれば34,000円~34,200円、もう一段の押しとなれば8/8に記した33,000円~33,250円(さらに押した場合は32,000円~32,500円)が安値目処と見ている。
ただし、足元は売られ過ぎからの反騰局面であるため深押しは考えづらいところと見ている。