※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
本日公表のあった先週末・8/16時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した8月第2週(8/9~13)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。
売り筆頭に踊り出たゴールドマンであるが、日経平均が高値追いする中では、さすがに売り乗せできず。本日・8/19の後場からの売りはゴールドマンか?
野村が大幅買い越し。本日は売りか?
先週金曜に公表された「取引主体別売買動向」では、海外投資家の先物の巨額売りが話題になっていたが、当ブログでは先立つこと先週火曜日の記事にてゴールドマンの先物売りを報じており、日経平均を読み解く上で先物手口集計の重要性が改めて再認識されている。
さて、日経平均の予想については、先週の火曜・8/13にアップした「8月第1週の週間先物手口 集計結果と今後の予想」にて次のとおり記した。
>米主要3指数の日足ストキャが(中略)ヤレヤレ売りが出てくれば週前半に二番底に向かう反落が起きるが、ストキャが一気に買われ過ぎ圏まで上昇するならば反落は来週前半に持ち越されることとなり、日経平均もこの動きに追随すると予想
実際、週初の米主要3指数のストキャにヤレヤレ売りは出てこなかったことから、後段の「ストキャが一気に買われ過ぎ圏まで上昇する」展開となったことから、反落は今週前半に持ち越されることとなった。
本日の日経平均は-674円安・37,388円と反落となったことは、今週の米主要3指数が利益確定売りに向かう兆候であろう。
※サブシナリオとして、今週の米主要3指数については日足ストキャが買われ過ぎ圏での天井張り付き可能性もある。
なお、日経平均については、先々週の暴落時に「今回の調整によりボトムを打った後は36,000円~38,000円で日柄調整」と記したように、足元は36,000円~39,000円のレンジ入りしたと見ている。
ただし、先週金曜の高値・38,143円にて、目先的な高値に到達した可能性がある。
この見立てが正しければ日経平均は、直近の急騰の巻き戻しが生じると見ており、浅押しであれば36,500円~36,800円付近までの押し目となり、ここを下回るようであっても35,500円~36,000円がサポートになると予想している。
なお、直近が暴落→暴騰となっただけに、再度わかりやすい動きを期待しがちであるが、ここからは比較的難解な動きとなろう。
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※追記8/21(水)18:52
今週に入っての日経平均は押しても買われる展開となっている。
月曜公表のあった先週末・8/16時点の「取引参加者別建玉残高(オプション)」におけるゴールドマンの建玉は次のとおりとなっている。
この建玉がMSQまで続くかどうかわからないが、少なくとも(上記本文にて「サブシナリオとして今週の米主要3指数については日足ストキャが買われ過ぎ圏での天井張り付きの可能性もある」)と記したように、8月22日(木)ジャクソンホール会議まではこの流れが続く可能性がある。
ジャクソンホール通過後に、これら上方向のポジションを手仕舞って売りに来るか、維持するか? この辺りは筆者にもわからないし、わかろうはずはない。ただ、日足ベースのチャートは買われ過ぎ圏入りしており反転に警戒しているのは上述のとおりである。