2024-08-26

8月第3週の週間先物手口 集計結果と今後の予想(8/26)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        





本日公表のあった先週末・8/23時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した8月第3週(8/19~23)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
8月19日日経225-3521,172-4522,933267-176
TOPIX-942-3,0594531,561-1437,650
8月23日-1,294-1,88714,4941247,474
建玉残高
TOTAL-9,56229,82031,6429,138-21,421-23,594
日経225-15,580-8,834-9,130-6,8319,822-10,731
TOPIX6,01838,65440,77215,969-31,243-12,863
<日経225先物>
2024年09月限月-8,239-6,492-1,325-4,58921,798-13,756
2024年12月限月-2,177-1,927-6,8030-12,7450
8/23
<日経225mini>
2024年08月限月-61,293-2,647-10,023-22,53016,19030,247
2024年09月限月9,652-1,5000110-8,5000
<TOPIX先物>
2024年09月限月-66138,92843,11715,669-28,898-12,863
2024年12月限月6,679-274-2,345300-2,3450


ゴールドマンが225先物ドテン売り、TOPIX先物と合わせ2万枚の売り乗せ。

売 り
筆 頭
週間手口ゴールドマン証券クレディ・スイス証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
8月19日日経225-2,80901,8963,247-168163
TOPIX31602,3962,237718-7,783
8月23日-2,49304,2925,484550-7,620
建玉残高
TOTAL-50,6782347,61339,8961,4233,355
日経225-7,003195-3,3074,853-2408,522
TOPIX-43,6753910,92035,0431,663-5,167
<日経225先物>
2024年09月限月-6,558195-2,5091,742-2507,962
2024年12月限月000000
8/23
<日経225mini>
2024年08月限月-4,4500-4,92931,106963,596
2024年09月限月00-3,049002,000
<TOPIX先物>
2024年09月限月-36,045399,88834,7031,6633,533
2024年12月限月-7,63001,0323400-8,700


週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
8月19日日経225-3,362-424-84-125-520
TOPIX-1,305-6-525054
8月23日-4,667-430-609-125-466
建玉残高
TOTAL15,661-7,523-14,285-142-3,624
日経22543,1461,1014,118-142-1,490
TOPIX-27,485-8,624-18,4030-2,134
<日経225先物>
2024年09月限月40,3103,1033,10712-594
2024年12月限月0-1,576000
8/23
<日経225mini>
2024年08月限月27,388-4,25810,109-1,587-9,111
2024年09月限月9700049154
<TOPIX先物>
2024年09月限月-32,235-8,624-18,4030-2,134
2024年12月限月4,7500000


日経平均については、8月初めの暴落時に「今回の調整によりボトムを打った後は36,000円~38,000円で日柄調整」と記したように、足元は36,000円~39,000円のレンジ入り相場で推移すると見ている。

ただ、先週・8/19の記事にて「先週金曜の高値・38,143円にて、目先的な高値に到達した可能性がある。この見立てが正しければ・・・」と下方トレンドへの転換の可能性を記したが、これは早計であり先週も日経平均は堅調に推移し、38,424円まで上伸となった。
本日の日経平均は、週末のパウエル議長発言により円高が進行し、一時-500円超安・37,825円まで下落しているものの、終値は-254円安・38,110円まで戻しており、目先的には下げにくい相場が続く可能性がある。
しかしながら、日経平均は下落のタイミングをさぐる展開に入っていると見ており、テクニカル的には引き続き36,500円~36,800円付近までの押し目をつくると想定しており、ここを下回るようであれば35,500円~36,000円までの下げ余地があると見ている。

※現時点では考えにくいものの、ゴールドマンの先物の売建玉の推移次第では31,156円安値顔合わせまで瞬間下落してもおかしくない。

なお、先週記したように、直近が暴落→暴騰となっただけに、再度わかりやすい動きを期待しがちであるが、ここからは難解な動きになると見ていることに変わりはない。
なお、9月MSQについては大きく動くことはないと見ているものの急変動の可能性もあり警戒している。


                                        




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※追記8/29(木)17:42

このところの日経平均は、先週8/21以降連日、朝安で始まった後に切り返す底堅い展開が続いており、さすがに売り方が焦燥を感じる頃合いとなっている。

明日の日経平均が上伸または下げても足元の水準を維持する小幅にとどまった場合、金曜には下向きで推移している25日線が上向きに推移することから、売り方の踏み上げが生じる可能性がある。

この場合、日経平均は39,000円を前にいったんの腰折れ想定から再度39,000円を目指す可能性が高まる。

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