2024-09-29

10月の日経平均予想(9/29)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        





先週の日経平均は、週末・金曜日に903円高・39,829円と、40,000円に迫って引けたものの、自民総裁選での波乱によって夕刻・時間外に急落することとなった。
米国時間・大引けの日経平均は-2,457円安・37,371円と、月曜の東京市場は2,500円安の大暴落で始まることが想定され、サーキットブレーカー発動ギリギリの値動きとなりそうだ。
もとより、9/9安値・32,547円から金曜の高値まで4,500円高とほぼ1本調子で上げており、直近2営業日では2,000円幅で上げていることから、週初は安くなるだろうと見ていたところ、自民総裁選での波乱が早めの引き金となった模様。
また、総裁選の結果が大証・日経先物市場の休憩時間帯(15:15-16:30)に判明したことから、16:30のナイトセッション開始時に売りが殺到したことも想定以上の下落になったと見ている。

ちなみに、金曜は9月決算企業の配当落ち日であった。指数(日経平均・TOPIX)ともに配当落ち分を埋める強い動きとなったが、個別銘柄では配当落ち分を埋めることができない銘柄が多くあった。
日経平均が903円高にもかかわらず、騰落銘柄等が値上がり642・値下がり928と値下がり銘柄が市場の半数を占めていたことも傍証となっており、仮に時間外で急落せずとも、月曜は買いの手は広がりづらいと見ていた理由である。

このように、月曜に起こるであろう暴落は直近指数の上昇に現物が追いつかない需給の不整合にイベント・リスク、先物の開場時間の関係といった要因が負の方向に作用したものと言える。
なお、筆者は8/5・31,156円からの日経平均の上昇については、9/24(火)にアップした「9月第3週の週間先物手口集計結果と今後の予想」に記したとおり、42,000円~43,000円を目指す波動が始まっている可能性があると見ており、月曜の暴落を以ってもその考えは変わらない。
(来る石破新総理の政策手腕の見定めや10月下旬にも行われるだろう総選挙までの時間帯が月曜の亀裂修復の時間に費やされると見ている

今後の日経平均予想としては、金曜時間外の37,371円はオーバーシュートではあるものの、東京市場の寄り付き基準値となるため、さらなる下落は避けられない可能性がある。

(現物株については買われ過ぎ圏まで上昇している日足ストキャが一気に低下し、配当権利取りを前に(現物株を大量に売り越していた海外勢も買い参戦してくると予想している

ただ、直近の売り手となっている本邦先物勢の買い戻しや値ごろ感からの買い需要も強いと思われることから、下げても37,000円近辺、さらに売られるなら目先的には36,500円~36,800円程度までの下押しと想定される。
ただ、売り一巡後、38,000円~38,300円への戻りは早く、10月中下旬には39,000円を狙う位置まで戻っていてもおかしくないと予想している
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