2024-09-02

8月第4週の週間先物手口 集計結果と今後の予想(9/2)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



本日公表のあった先週末・8/30時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した8月第4週(8/26~30)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
8月26日日経225-1,279738-450761511,063
TOPIX-93-3,024-2,913-4,293-4746,103
8月30日-1,372-2,286-3,363-4,217-3237,166
建玉残高
TOTAL-10,93427,53428,2784,921-21,744-16,428
日経225-16,859-8,096-9,581-6,7559,973-9,668
TOPIX5,92535,63037,85911,676-31,717-6,760
<日経225先物>
2024年09月限月-6,464-5,711-2,672-5,11720,393-12,697
2024年12月限月-3,878-2,140-5,5540-11,1950
8/30
<日経225mini>
2024年08月限月-74,740-948-13,546-17,43516,24930,278
2024年09月限月9,571-1,50001,059-8,50012
<TOPIX先物>
2024年09月限月56136,89940,50511,248-29,071-6,760
2024年12月限月5,364-1,269-2,646428-2,6460


買い方上位は揃って売り越しとなっている一方、売り方はみずほ・ゴールドマンともに買い越しとなっており、特にゴールドマンは11,300枚の大口買い戻しとなっている。

※先週の底堅さは、このゴールドマンの買い戻しが要因と見られる。


筆頭
週間手口ゴールドマン証券クレディ・スイス証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
8月26日日経225-77001,128-813278145
TOPIX12,0702-962462416-2,789
8月30日11,3002166-351694-2,644
建玉残高
TOTAL-39,3782367,77939,5452,117710
日経225-7,773195-2,1794,040388,666
TOPIX-31,605419,95835,5052,079-7,956
<日経225先物>
2024年09月限月-7,215195-2,7241,18508,107
2024年12月限月000000
8/30
<日経225mini>
2024年08月限月-5,57908,93928,5503793,594
2024年09月限月00-3,488002,000
<TOPIX先物>
2024年09月限月-23,975416,93531,6152,0793,444
2024年12月限月-7,63003,0233,8900-11,400


OPの「取引参加者別建玉残高」公表は
週末終値を中心に5本のみのためスカスカ
ただ、ゴールドマンは先物買い戻し・PUT買い
2024年08月30日現在建玉
PUTゴールドマン証券CALL
038,8750
038,750-63
038,6250
17038,5000
038,3750



週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
8月26日日経225-1,049-161211147376
TOPIX-1,296-2521890-214
8月30日-2,345-413400147162
建玉残高
TOTAL13,316-7,936-13,8855-3,462
日経22542,0979404,3295-1,114
TOPIX-28,781-8,876-18,2140-2,348
<日経225先物>
2024年09月限月39,3523,0413,313070
2024年12月限月0-1,676000
8/30
<日経225mini>
2024年08月限月26,980-4,25010,15939-11,988
2024年09月限月470008150
<TOPIX先物>
2024年09月限月-33,531-8,876-18,2140-2,348
2024年12月限月4,7500000


本日・9/2の日経平均は一時39,000円に乗せたものの、米国市場休場の手がかり材料難や直近上昇分の利益確定の動きにより上げ幅を縮め、53円高・38,700円の小幅高にとどまった。

今後の日経平均については、昨日アップしたとおり39,600円~39,800円程度まで上昇する可能性があると見ていることに変わりはない。

なお、今週末の米雇用統計は大幅な雇用増がコンセンサスとなっている。筆者想定では、素直に好感する動きをメインシナリオと見ているが、利下げペースの後退ムードが広がった場合には39,000円を大きく超える展開は考えづらくなる。

この点はゴールドマンの売り乗せが雇用統計をきっかけに始まるか、MSQ後に始まるによるが後者の公算が高いと思われる。




                                        

                                     




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※追記9/4(水)17:48

昨夜の米製造業系の指標が下振れ・米主要3指数が大幅下落となったことから本日の日経平均は1,638円安・37,043円と、筆者予想よりもだいぶ早い急落となった。

今後の焦点としては52週線が位置する36,489円(実務的には36,000円~36,400円)で下げ止まることができるか否か、仮にここを割れるようであれば34,000円が次の焦点と見ている。

ただ、これらの価格帯に届くためには買われ過ぎ圏(天井圏)にある週足・ストキャスティックスの低下が必須となるが、短期的にはストキャは高値圏のもみ合いとなり、結論は少し先のことになるだろう。

このあたりは8/19に記した「直近が暴落→暴騰となっただけに、再度わかりやすい動きを期待しがちであるが、ここからは比較的難解な動きとなろう」の展開必須であり、いつに増して予見不能な難しい値動きになるとの予想に変わりない。



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※追記9/5(木)18:28

本日の日経平均は朝安後に700円切り返した後、-600円の下押し。

仮に、これがゴールドマンの買い戻し → 売り直しが相当数含まれているとすれば、8/5安値・31,156円顔合わせの危急は遠のいている。

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