※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
注目の米雇用統計(先週末発表)は市場予想の16万人増に対し14.2万人増と下振れたものの、8月平均時給が前月比・前年同月比ともに上振れた。
このことからFRBの利下げ幅や回数に変化が生じるのではないかとの不安から米主要3指数が大幅下落となった。
(市場筋の多くは失業率が4.2%に低下したために下落したとの解説が目立っていたが、8月の4.2%は予想通りの結果であり、大幅下落の理由としては違和感を感じた)
連れて日経先物も35,150円、先週末比-1,210円安で返ってきており、月曜の日経平均は35,000円前後でのスタートが予想される。
なお、今後の予想としては、今週末の東京市場はMSQのため、恣意的な値動きになる可能性があり読みにくいものとなっている。
つまり、売り方筆頭のゴールドマンがMSQを売りのまま通過するか、いったん買い戻してヘッジ玉で利益を出す戦略になるかで相場の様相が異なってくると見ている。
なお、ゴールドマンの動きを予想する上で最もヒントになるのが月曜夕刻に開示される取引参加者別建玉残高(先物)である。
ゴールドマンが週後半の日経平均-2,300円安でどの程度買い戻したのかが判明するからである。
ほどほど買い戻しているのなら極端な下値警戒は緩んでくるが、買い戻し幅が小さいか、売り乗せていた場合には一気に警戒感が台頭すると見ている。
筆者は前者になると予想しており、極端な下値警戒は緩んでくると見ている。
したがって、週初の日経平均は下押しとなるものの、その後は買い戻す流れになると見ており、この予想が的中するのであればMSQは36,000円前後で通過すると考えている。
ただ、売建玉のある程度はMSQ決済をせずロールし、来週末の米国MSQに照準を当てていると見ており(むしろ米MSQが本番か?)、再来週前半まではボラタイルな値動きが続く可能性がある。
まずは、明日・月曜夕刻の取引参加者別建玉残高の公表に注目している。