2024-09-09

9月第1週の週間先物手口 集計結果と今後の予想(9/9)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        

2024/ 9/9 17:08 初出
               19:41 GS-OP建玉
               20:14 手口考察・今後の予想
2024/9/12 18:18 予想追記
    








本日公表のあった先週末・9/6時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した9月第1週(9/2~6)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
9月2日日経2256,275-1,972-7422,9442,317787
TOPIX-94-4,875-3,454-2,8446,95910,174
9月6日6,181-6,847-4,1961009,27610,961
建玉残高
TOTAL-4,75320,68724,0835,022-12,468-5,467
日経225-10,584-10,068-10,322-3,81112,290-8,881
TOPIX5,83130,75534,4058,832-24,7583,414
<日経225先物>
2024年09月限月-424-6,664-3,691-1,55018,772-12,715
2024年12月限月-4,187-1,058-5,2110-7,8850
9/6
<日経225mini>
2024年08月限月-71,143-17,956-14,204-23,90022,52837,329
2024年09月限月11,415-5,50001,295-8,5001,012
<TOPIX先物>
2024年09月限月83724,84236,0598,397-23,1043,431
2024年12月限月4,9945,913-1,654435-1,654-17

JPモルガン・モルガンMUFGの買い方上位が利益確定売りを繰り出す一方でBNPパリバ・みずほの売り方が大きく買い戻しを入れている。

注目の売り筆頭のゴールドマンは-7,469枚の売り乗せとなっているが、あくまで週間総数であり、実際は売り乗せ→買い戻しの差し引きとなり、売り総数はかなりあったと見ている。

なお、UBSが大口売り越しにより売り転換となっており、市場参加者のムードは芳しくないと見ている。

売り
筆頭
週間手口ゴールドマン証券クレディ・スイス証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
9月2日日経225-6,361-14-1,909-1,611-1,326-1,292
TOPIX-1,10804,243-907-2,392-11,507
9月6日-7,469-142,335-2,518-3,718-12,799
建玉残高
TOTAL-46,84722210,11437,028-1,601-12,088
日経225-14,134181-4,0872,430-1,2887,375
TOPIX-32,7134114,20134,598-313-19,463
<日経225先物>
2024年09月限月-13,997181-5,2301,119-1,3046,811
2024年12月限月000000
9/6
<日経225mini>
2024年08月限月-4,869019,20413,1051633,639
2024年09月限月3,5000-7,778002,000
<TOPIX先物>
2024年09月限月-23,0564110,51920,355-314644
2024年12月限月-9,65703,68214,2431-20,107

2024年09月6日現在建玉
PUTゴールドマン証券CALL
-14436,6250
-11436,500-244
036,3750
16336,250200
036,1250

国内勢は野村が10,511枚の大口買い越し。

週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
9月2日日経225-4,865-4171,003931,921
TOPIX2,060-1,009646-1,9941,935
9月6日-2,805-1,4261,649-1,9013,856
建玉残高
TOTAL10,511-9,362-12,236-1,897394
日経22537,2325235,33298807
TOPIX-26,721-9,885-17,568-1,994-413
<日経225先物>
2024年09月限月34,4792,6924,2981451,870
2024年12月限月0-1,77500-480
9/6
<日経225mini>
2024年08月限月27,057-3,93910,342-603-6,339
2024年09月限月47000128511
<TOPIX先物>
2024年09月限月-31,097-9,579-17,5680-413
2024年12月限月4,376-3060-1,9940

日経平均の今後については、昨日アップした「今後の日経平均予想雑感(9/8)」にて、 " 週初の日経平均は下押しとなるものの、その後は買い戻す流れになると見ており・・・" と記したとおり、寄り後の-1,200円大幅安後に買い戻しの流れとなり、-175円安まで値を戻した。

日米共に日足ストキャが売られ過ぎ圏入りしており、目先的には揺り戻しの売りが入るかもしれないが、方向感は戻りを試すと見ている。

ゴールドマンの売建玉については、本日ある程度は買い戻されたと見ているものの、日々公表されている取引総数量はそれほど多くはないため、MSQの残り日数から考えて12月限へロールされると考えるのが妥当と思われる。

したがって、短期的にはもみ合いながらも戻りを試し、日足ストキャの上昇を待って買われ過ぎ圏入りしている週足ストキャが下降を始めると予想しており、日米MSQは上方向に走る可能性を念頭に置いている。

ただ、今週、日米ともに暴騰した場合は米MSQは売られる可能性を残している。



                           


                                        

                                     




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※追記9/12(木)18:18

9/9(月)にアップした上記記事「9月第1週の週間先物手口 集計結果と今後の予想」に次のとおり記した。

>目先的には揺り戻しの売りが入るかもしれないが、方向感としては戻りを試す
>日米MSQは上方向に走る可能性を念頭に置いている

この予想どおり9/11(水)には-539円の大幅安となったものの、本日・木曜の日経平均は1,213円高・36,833円の大幅切り返しとなった。

日足ストキャ・MACDともに上方向に転換していることから、(目先の波乱はあるかもしれないものの)日経平均38,000円~38,500円程度までの上値が期待できると見ている。

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