2024-10-08

10月第1週の週間先物手口 集計結果と今後の予想(10/7)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



本日公表のあった先週末・10/4時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した10月第1週(9/30~10/4)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。



※追記10/8(火)17:12

この10月第1週(9/30~10/4)は、取引開始となる9/30夕刻に自民党総裁選決選投票の結果が明らかになったことで、日経先物が2,500円の急落となり、その後は乱高下ながらも徐々に買い戻された週となる。

手口からは、売り方上位のみずほが11,982枚の大口買い戻し、ゴールドマンが26,924枚の巨額買い戻しとなっており、巻き戻しの反発を主導したようだ。

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り筆頭
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
9月30日日経225-1,775-897-701-2,789-3,9302,528
TOPIX513-15,4831,2491,934-2,2089,454
10月4日-1,262-16,380548-855-6,13811,982
建玉残高
TOTAL-5,726-1,93238,30313,698-28,439-27,073
日経225-8,003-3,196-10,295-116-9,461-8,001
TOPIX2,2771,26448,59813,814-18,978-19,072
日経225先物>
2024年12月限月-4,812-2,096-10,374856-8,891-8,270
2025年03月限月-3,9530-621-3940-713
10/4
日経225mini>
2024年10月限月1,022-11,4987,000-5,150-1,7019,834
2024年11月限月6,6005000-629-4,000-10
TOPIX先物>
2024年12月限月2,9791,26448,59813,614-18,978-19,072
2025年03月限月-7020020000


なお、買い方については、メリルリンチが-12,186枚の大口売りを見せているほかは通常ペースで推移しており、特段の動きを見せていない。

売り
上位
買い
上位
週間手口ゴールドマン証券クレディ・スイス証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
9月30日日経22510,0102-152-638-1061,671
TOPIX16,91416-6,472-11,548-1,5051,276
10月4日26,92418-6,624-12,186-1,6112,947
建玉残高
TOTAL-24,90710617,39736,6358499,902
日経225-870908,5829,0131,0786,891
TOPIX-24,037168,81527,622-2293,011
日経225先物>
2024年12月限月-7829010,1349,0131,0786,891
2025年03月限月-23800000
10/4
日経225mini>
2024年10月限月1,5000-13,542002,000
2024年11月限月00-1,97600-2,000
TOPIX先物>
2024年12月限月-24,237169,01527,622-2291,611
2025年03月限月2000-200001,400


その他国内勢も、SBIが比較的大きな売り越しとなっているほかは押し目買いに動いている。

週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
9月30日日経225-4,817-1,3891,095-257-1,071
TOPIX8,4212,5383,8580-2,450
10月4日3,6041,1494,953-257-3,521
建玉残高
TOTAL23,796-5,796-6,347-118-11,092
日経22531,059-4045,235-118-684
TOPIX-7,263-5,392-11,5820-10,408
日経225先物>
2024年12月限月31,730-4045,235-105-557
2025年03月限月-67000-90
10/4
日経225mini>
2024年10月限月-3000-28-1,290
2024年11月限月1500-1425
TOPIX先物>
2024年12月限月-6,363-5,392-11,5820-10,408
2025年03月限月-9000000


これらのことから、先物手口からは買い優位の展開で推移していると見ている。



今後の日経平均予想については今週日曜にアップした「今後の日経平均予想(10/6)」から大きな変化はない。

即ち、

>日米ともに週足ストキャが買われ過ぎ圏入りしていることから、日足を冷ます形での下押しが入る可能性が高い

>このあたりは直近の日経平均に見るボラタイルな値動きを踏襲する

>当面の日経平均レンジ、下値目処は38,200円~38,400円
>ダウ平均のレンジ、下値目処が41,200ドル(13WMA)~41,600(25DMA)

本日・10/8(火)の日経平均は-395円安・38,937円と大きく下げているが、上述の「日足を冷ます形での下押し」「直近の日経平均に見るボラタイルな値動きを踏襲」と筆者予想どおりの展開と見ている。

筆者が記している「上値目処・下値目処」は、かならずここまで上がる(下がる)といった予想ではなく、各種データを元に算出している「節目価格」である)

なお、引き続き日経平均は42,000円~43,000円に向かう上昇波動に入っているとの見方に変更はなく、目先の調整局面の転換は早ければ今週後半、通常ペースでは来週後半と見ていることにも変わりはない。



                           


                                        

                                     




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※追記10/9(水)18:48
当面の日経平均レンジの下値目処(節目価格)38,200円~38,400円に変わりはないが、この水準については地政学リスク等による波乱など余程のことがない限り到達せず、目先的には、前日・10/8(火)の38,800円での下値堅さや本日・10/9(水)の状況から下押しとなっても38,800円~39,000円のサポートは厚いと思われる。



                           


                                        

                                     




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※追記10/11(金)18:08


上記・10/7(月)付けの記事にて次のように記した。

>下押しとなっても38,800円~39,000円のサポートは厚いと思われる

昨夜の米国時間で日経平均は38,870円安値まで売られたが39,400円で返ってきており筆者予想どおりの展開となっている。

本日・10/11(金)の日経平均は下値確認からザラバ高値・39,660円、終値224円高・39,605円の大幅反発となった。

メインシナリオでは、もうしばらく足元の調整(もみ合い)が続くと見ている。

ただし、(追記時の日経平均は本日終値に対し-180円安・39,430円と弱含んでいるものの)東京市場が月曜休場となることからギャップアップで始まる展開(40,000円超の可能性は低いがの余地も残していると見ている。

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