※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
昨日・10/14の追記にて「上述のタイミングよりも早く40,000円乗せが来てもおかしくない」と記したように、本日・10/15の日経平均は一気に40,000円乗せとなった。
ただし、メインシナリオとしては「もうしばらく調整(もみ合い)が続く」と記していたように、拙速の感を抱いていたところ、後場に値を消す展開となった。
ザラバ高値・40,257円、終値359円高・39,665円。
したがって、調整不足感を補う意味で、この後は直近上昇幅に対する調整(39,200円~39,600円か?)に入っていく可能性があると感じている。
さて、本日公表のあった先週末・10/11時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した10月第2週(10/7~11)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。
※追記10/17(木)18:06
10月第2週の週足は下ヒゲのある短いコマ陽線であるだけに、売り買いともに拮抗しつつも、ボリュームは出ておらず様子見といったところ。
取引参加者別週間先物手口及び建玉残高 | | | | |
週間手口 | ABNクリアリン証券 | JPモルガン証券 | モルガンMUFG証券 | バークレイズ証券 | BNPパリバ証券 | |
9月30日 | 日経225 | 4,244 | 1,727 | 2,060 | -587 | 46 | -5,003 |
~ | TOPIX | 978 | -1,356 | 338 | -1,561 | -2,663 | -2,112 |
10月4日 | 計 | 5,222 | 371 | 2,398 | -2,148 | -2,617 | -7,115 |
建玉残高 | TOTAL | -504 | -1,561 | 40,701 | 11,550 | -31,056 | -34,187 |
日経225 | -3,759 | -1,469 | -8,235 | -703 | -9,415 | -13,003 |
TOPIX | 3,255 | -92 | 48,936 | 12,253 | -21,641 | -21,184 |
日経225先物> | 2024年12月限月 | -2,893 | -2,748 | -8,713 | 3,555 | -9,788 | -9,048 |
| 2025年03月限月 | -4,412 | 0 | -664 | -404 | 0 | -713 |
10/4 | 日経225mini> | 2024年12月限月 | 3,419 | 500 | 1,000 | 477 | -3,996 | -19 |
| 2025年03月限月 | 32,046 | 12,287 | 10,420 | -39,016 | 7,724 | -32,405 |
| TOPIX先物> | 2024年12月限月 | 3,957 | -92 | 48,936 | 12,053 | -21,641 | -21,184 |
| 2025年03月限月 | -702 | 0 | 0 | 200 | 0 | 0 |
| 売り方 | | 買い方上位 | |
週間手口 | ゴールドマン証券 | クレディ・スイス証券 | ソシエテG証券 | メリルリンチ日本証券 | ドイツ証券 | |
9月30日 | 日経225 | 5,350 | -25 | -3,041 | 1,700 | 1,564 | 117 |
~ | TOPIX | 3,221 | -11 | 1,516 | 3,137 | 497 | 1,759 |
10月4日 | 計 | 8,571 | -36 | -1,525 | 4,837 | 2,061 | 1,876 |
建玉残高 | TOTAL | -16,336 | 70 | 15,872 | 41,472 | 2,910 | 11,778 |
日経225 | 4,480 | 65 | 5,541 | 10,713 | 2,642 | 7,008 |
TOPIX | -20,816 | 5 | 10,331 | 30,759 | 268 | 4,770 |
日経225先物> | 2024年12月限月 | 4,204 | 65 | 9,397 | 10,202 | 2,642 | 6,483 |
| 2025年03月限月 | -238 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10/4 | 日経225mini> | 2024年12月限月 | -1,000 | 0 | -1,451 | 0 | -2 | 1,000 |
| 2025年03月限月 | 6,141 | 0 | -37,110 | 5,110 | 0 | 4,251 |
| TOPIX先物> | 2024年12月限月 | -21,016 | 5 | 10,531 | 30,759 | 268 | 3,370 |
| 2025年03月限月 | 200 | 0 | -200 | 0 | 0 | 1,400 |
週間手口 | 野村証券 | 大和証券 | SMBC日興証券 | 楽天証券 | |
9月30日 | 日経225 | -1,181 | 267 | -798 | -308 | -1,153 |
~ | TOPIX | -2,539 | 211 | 138 | 0 | 1,126 |
10月4日 | 計 | -3,720 | 478 | -660 | -308 | -27 |
建玉残高 | TOTAL | 20,076 | -5,318 | -7,007 | -426 | -11,119 |
日経225 | 29,878 | -137 | 4,437 | -426 | -1,837 |
TOPIX | -9,802 | -5,181 | -11,444 | 0 | -9,282 |
日経225先物> | 2024年12月限月 | 28,162 | -373 | 4,702 | 0 | -844 |
| 2025年03月限月 | -670 | 0 | 0 | -16 | 0 |
10/4 | 日経225mini> | 2024年12月限月 | 15 | 0 | 0 | -132 | -32 |
| 2025年03月限月 | 23,842 | 2,357 | -2,651 | -3,967 | -9,893 |
| TOPIX先物> | 2024年12月限月 | -8,902 | -5,181 | -11,444 | 0 | -9,282 |
| 2025年03月限月 | -900 | 0 | 0 | 0 | 0 |
上記・本文冒頭にて、休場明け10/15(火)の相場展開を受けて次のように記した。
>メインシナリオとしては「もうしばらく調整(もみ合い)が続く」と記していたように・・・
>調整不足感を補う意味で、この後は直近上昇幅に対する調整(39,200円~39,600円か?)に入っていく可能性がある
翌10/16(水)の日経平均は-730円安・39,180円の急落となり予想下値目処39,200円付近で引けており、筆者予想どおりの展開となった。
なお、本日10/17(木)の日経平均はザ38,911円と、前日のザラバでは割ることがなかった39,000円を割れており、売りたい勢力がかなり残っていることが見て取れる一方、10/17夕刻、日経平均は39,200円台に戻しており、39,200円処は買い方としても崩されたくない価格帯として意識している模様。
日経平均急落の震源地と見られるナスダック総合指数の日足ストキャは、買われ過ぎ圏にあった94%から64%まで低下しており、過熱感は薄れているものの勢い的には売られ過ぎ圏手前の40%~50%程度まで低下する余地があると見ている。
(足元の米主要3指数の強さからナスダックの日足ストキャもここから再度上昇に向かい、天井圏の張り付きで推移する可能性があり、あくまで低下の余地を残しているということである)
また日経平均急落の主犯となっている東エレクの日足ストキャは26%と売られ過ぎ圏入りしていることから、足元で反転するか、あと一段の低下が転機となる微妙な位置であり、日経平均も売り方と買い方がせめぎ合う方向感が掴みにくい位置にある。
なお、今後、ナスダックの下落に連られ他の2指数が下落し、日経平均が38,800円処を下回った場合には、10/7に開けた窓・38,594円を埋める可能性があり、勢い次第では75日線・38,200円タッチの可能性があることを頭の隅に置いておきたい。
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