2024-10-15

10月第2週の週間先物手口 集計結果と今後の予想(10/15)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




昨日・10/14の追記にて「上述のタイミングよりも早く40,000円乗せが来てもおかしくない」と記したように、本日・10/15の日経平均は一気に40,000円乗せとなった。

ただし、メインシナリオとしては「もうしばらく調整(もみ合い)が続く」と記していたように、拙速の感を抱いていたところ、後場に値を消す展開となった。
ザラバ高値・40,257円、終値359円高・39,665円。
したがって、調整不足感を補う意味で、この後は直近上昇幅に対する調整(39,200円~39,600円か?)に入っていく可能性があると感じている。

さて、本日公表のあった先週末・10/11時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した10月第2週(10/7~11)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。



※追記10/17(木)18:06

10月第2週の週足は下ヒゲのある短いコマ陽線であるだけに、売り買いともに拮抗しつつも、ボリュームは出ておらず様子見といったところ。

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
9月30日日経2254,2441,7272,060-58746-5,003
TOPIX978-1,356338-1,561-2,663-2,112
10月4日5,2223712,398-2,148-2,617-7,115
建玉残高
TOTAL-504-1,56140,70111,550-31,056-34,187
日経225-3,759-1,469-8,235-703-9,415-13,003
TOPIX3,255-9248,93612,253-21,641-21,184
日経225先物>
2024年12月限月-2,893-2,748-8,7133,555-9,788-9,048
2025年03月限月-4,4120-664-4040-713
10/4
日経225mini>
2024年12月限月3,4195001,000477-3,996-19
2025年03月限月32,04612,28710,420-39,0167,724-32,405
TOPIX先物>
2024年12月限月3,957-9248,93612,053-21,641-21,184
2025年03月限月-7020020000


売り方買い方上位
週間手口ゴールドマン証券クレディ・スイス証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
9月30日日経2255,350-25-3,0411,7001,564117
TOPIX3,221-111,5163,1374971,759
10月4日8,571-36-1,5254,8372,0611,876
建玉残高
TOTAL-16,3367015,87241,4722,91011,778
日経2254,480655,54110,7132,6427,008
TOPIX-20,816510,33130,7592684,770
日経225先物>
2024年12月限月4,204659,39710,2022,6426,483
2025年03月限月-23800000
10/4
日経225mini>
2024年12月限月-1,0000-1,4510-21,000
2025年03月限月6,1410-37,1105,11004,251
TOPIX先物>
2024年12月限月-21,016510,53130,7592683,370
2025年03月限月2000-200001,400


週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
9月30日日経225-1,181267-798-308-1,153
TOPIX-2,53921113801,126
10月4日-3,720478-660-308-27
建玉残高
TOTAL20,076-5,318-7,007-426-11,119
日経22529,878-1374,437-426-1,837
TOPIX-9,802-5,181-11,4440-9,282
日経225先物>
2024年12月限月28,162-3734,7020-844
2025年03月限月-67000-160
10/4
日経225mini>
2024年12月限月1500-132-32
2025年03月限月23,8422,357-2,651-3,967-9,893
TOPIX先物>
2024年12月限月-8,902-5,181-11,4440-9,282
2025年03月限月-9000000




上記・本文冒頭にて、休場明け10/15(火)の相場展開を受けて次のように記した。

>メインシナリオとしては「もうしばらく調整(もみ合い)が続く」と記していたように・・・

>調整不足感を補う意味で、この後は直近上昇幅に対する調整(39,200円~39,600円か?)に入っていく可能性がある

翌10/16(水)の日経平均は-730円安・39,180円の急落となり予想下値目処39,200円付近で引けており、筆者予想どおりの展開となった。

なお、本日10/17(木)の日経平均はザ38,911円と、前日のザラバでは割ることがなかった39,000円を割れており、売りたい勢力がかなり残っていることが見て取れる一方、10/17夕刻、日経平均は39,200円台に戻しており、39,200円処は買い方としても崩されたくない価格帯として意識している模様。

日経平均急落の震源地と見られるナスダック総合指数の日足ストキャは、買われ過ぎ圏にあった94%から64%まで低下しており、過熱感は薄れているものの勢い的には売られ過ぎ圏手前の40%~50%程度まで低下する余地があると見ている。

(足元の米主要3指数の強さからナスダックの日足ストキャもここから再度上昇に向かい、天井圏の張り付きで推移する可能性があり、あくまで低下の余地を残しているということである

また日経平均急落の主犯となっている東エレクの日足ストキャは26%と売られ過ぎ圏入りしていることから、足元で反転するか、あと一段の低下が転機となる微妙な位置であり、日経平均も売り方と買い方がせめぎ合う方向感が掴みにくい位置にある。

なお、今後、ナスダックの下落に連られ他の2指数が下落し、日経平均が38,800円処を下回った場合には、10/7に開けた窓・38,594円を埋める可能性があり、勢い次第では75日線・38,200円タッチの可能性があることを頭の隅に置いておきたい。
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