※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
直近の筆者予想は10/23(木)に記した次の文面である。
>当面の日経平均の下値目処については13週線・37,800円を想定・・・
翌10/24(金)の日経平均は前日比-400円安・37,712円まで売られたものの-229円安・37,913円で週を終え、筆者予想どおり13週線にサポートされた。
週明けの日経平均については、引き続き買われる可能性が高いと見ていることに変わりはない。
衆院選にて自公の過半数割れが市場の重石となっているものの、仮に予想どおり自公の惨敗になったとしても野党連合による連立政権が樹立されるとは思えないからだ。
また、石破首相が就任早々に持論であった金融引き締めや金融所得課税の強化を引っ込めたように、与党内ではアンチ石場で固まっており、むしろ金融市場参加者にアンフレンドリーな石破政権が立ちゆかなくなることで、金融緩和の流れを好感する買いが入ると見ているからである。
加えて、来週から本格化する3月決算期企業の決算発表では(直近の予想ほど高くない可能性があるものの)主要企業の上方修正がされてくると推測していることから、日経平均EPSの上昇を伴った買い安心感が出てくると思われる。
なお、週末の米国市場ではダウ平均が25日線を割れて引けていることから、やや神経質にならざるを得ず、次なる下値目処は13週線・41,600ドル(週末の引け値から-500ドル下方)となる。
ただ、直近の下落は約1週間後に迫った大統領選を前に利益確定売りが出ているものであり、継続的な下落にはならないと見ている。
また、S&P500・ナスダックともに13週線の上で強く推移していることから、ダウ平均の下落が市場のムードを暗くする可能性は小さいと見ている。
したがって、今週の日経平均については、週初・月曜に関しては、今夜の開票結果によっては(ニュースのヘッドラインに反応した海外筋のAIトレード売りによって)安寄りする可能性があるものの、その後は買い戻される展開を予想している。
(ただ、自民は小選挙区ではお灸を据えられるものの比例でのダメージは少ない可能性もあり、マスコミ予想ほどの惨敗にはならない可能性も残している)
これらのことから、今週の日経平均予想レンジは下値目処・37,600円~37,800円、上値目処は38,400円~38,600円を予想している。
なお、日足ストキャが買われ過ぎ圏入りしたことから、直近の日経平均の下落を主導した金融株が、チャート上、押し目買いが入りやすい位置まで下げていることから指数反発の先導役になると思われる。
加えて、半導体関連株についても、先週末は下げ止まりのサインとも思われる日足陽線となっていることから、金融株・半導体関連株が揃って買われることになれば、上記・上値目処を超える上昇となってもおかしくない。
ただ、週末に近づくにつれ来週の米大統領選を意識した巻き戻しが入りやすいことに留意したい。