※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
注目の衆議院選挙は自公の過半数割れで決着した。筆者予想よりもやや下振れた感があるものの、予想議席下限でとどまっており、昨日アップした「今週の日経平均予想(10/27)」に記したとおり波乱要因にはなりにくく、逆にアク抜けするのではないかと見ていた。
なお、筆者予想の要点は次のとおりとなる。
>週明けの日経平均については、引き続き買われる可能性が高いと見ていることに変わりはない
>直近の日経平均の下落を主導した金融株が、チャート上、押し目買いが入りやすい位置まで下げていることから指数反発の先導役になると思われる。加えて、半導体関連株についても・・・
>今週の日経平均予想レンジは下値目処・37,600円~37,800円、上値目処は38,400円~38,600円
実際、本日の日経平均はギャップダウンスタートとなったものの、ザラバ安値は37,757円と、筆者予想レンジ内にとどまっており、その後、ザラバ高値・38,658円と約900円の切り返しとなっており予想どおりの展開となった。
さて、本日公表のあった先週末・10/25時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した10月第4週(7/21~25)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。
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※追記10/29(火)18:12
買い方上位組の買い乗せ、売り方上位組の売り乗せの構図となっている。
顕著に現れているところではバークレイズの8,456枚買い越し、メリルリンチ(買い筆頭)の3,571枚買い越し、またニュートラルから大きく伸ばしたJPモルガンは10,122枚の弩弓の買い越しとなっている。
一方、売り方上位組については、BNPパリバが-2,688枚売り越し、ゴールドマンが-9,212枚売り越しと、ゴールドマンは大きく売ってきているものの、全体としては売り負けしている感が強く、みずほも918枚買い戻し。
個人比率の高いSBIは売り乗せとなっている。
(今週の上値目処を38,800円~39,000円に上方修正)
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上記の上値目処については、昨日・10/29夕刻にアップしたものであるが、本日さっそく高値目処レンジに入ってきた。
本日・10/29の日経平均終値は38,903円。
なお、ダウ平均・日足ストキャは売られ過ぎ圏から反転上昇の初動にあるため、日足ベースでの上昇が期待できよう。
ダウの週足・ストキャについては買われ過ぎ圏入りとなっているものの、筆者は天井圏でのもみ合いを予想しており、ネガティブ要因にはなりにくいと見ている。
これらのことから、日経平均についても引き続き堅調な展開が続くとみており、かねてより記している42,000円~43,000円に向けた上昇波動にあると見ていることに変わりはない。
ただし、短期的には、来週に米大統領選を控えていることから週央からは様子見から手控えが起こりやすいと見ている。
反面、米株はファンダメンタルズの強さから保ち合いまたは続伸で米大統領選を迎え、米大統領選通過後も上値追いが続くことも考えられることから、これら両シナリオを意識しておく必要があると見ている。