2024-10-22

10月第3週の週間先物手口 集計結果と今後の予想(10/21)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



本日・10/21(月)の日経平均は38,900円~39,100円のもみ合い継続となり、終値は-27円安・38,954円と小安く引けた。
ただ、物色については、直近上昇の金融株の利益確定売り・半導体株の買い戻す循環物色が見られていることから、今週の日経平均は、昨日記したように39,000円~39,600円のレンジにて底堅く推移すると見ている。

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さて、本日公表のあった先週末・10/18時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した10月第3週(10/15~18)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

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※追記10/22(火)17:56

売り方・買い方ともに売り・買いが交錯しており、指数の動き同様に方向感が見えない。

ただ、買い筆頭のメリルリンチは1850枚の買い越し、売り筆頭のBNPパリバは-2,782枚の売り越しと相場観が対立しており健全な相場が形成されている。
取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
10月15日日経2252,325462-436-1,237-288685
TOPIX-5584,636-22291-2,4941,975
10月18日1,7675,098-658-1,146-2,7822,660
建玉残高
TOTAL1,2633,53740,04310,404-33,839-31,527
日経225-1,434-1,007-8,671-1,940-9,704-12,318
TOPIX2,6974,54448,71412,344-24,135-19,209
日経225先物>
2024年12月限月-774-2,288-9,0393,798-9,864-8,317
2025年03月限月-4,6320-664-3910-913
10/18
日経225mini>
2024年12月限月4,7165011,000316-5,496-360
2025年03月限月35,00512,3099,323-53,7887,101-30,522
TOPIX先物>
2024年12月限月3,4994,54448,71411,944-24,135-19,209
2025年03月限月-8020040000


売り方上位買い
筆頭
週間手口ゴールドマン証券クレディ・スイス証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
10月15日日経225-1,9860-14056-575-195
TOPIX-3,497-52,2481,6031,158844
10月18日-5,483-52,1081,659583649
建玉残高
TOTAL-21,8196517,98043,1313,49212,427
日経2252,494655,40110,7692,0666,813
TOPIX-24,313012,57932,3621,4265,614
日経225先物>
2024年12月限月2,991659,2479,7202,0666,231
2025年03月限月-83800000
10/18
日経225mini>
2024年12月限月-1,0000-2,073042,000
2025年03月限月4,4110-36,38610,48803,821
TOPIX先物>
2024年12月限月-24,013012,77932,3621,4263,814
2025年03月限月-3000-200001,800


週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
10月15日日経225-1,76435-125365758
TOPIX975141,8340853
10月18日-1,6675491,7093651,611
建玉残高
TOTAL18,409-4,770-5,298-61-9,508
日経22528,114-1034,312-61-1,079
TOPIX-9,705-4,667-9,6100-8,429
日経225先物>
2024年12月限月26,788-4034,577-75-453
2025年03月限月-3700000
10/18
日経225mini>
2024年12月限月1500143505
2025年03月限月16,9453,002-2,6490-6,760
TOPIX先物>
2024年12月限月-8,805-4,667-9,6100-8,429
2025年03月限月-9000000


本日・11/22(火)の日経平均は米国時間の引け値は小高く返ってきたものの、寄り付きが近づくにつれ気配値を切り下げ、前日終値付近で寄りついた。

ただその後は先物に売り仕掛け自公の過半数割れ予想を受けての売り仕掛けか?)が入り、日経平均は一時-700円超値下がりし、終値は-542円安・38,411円で引けた。


本日の急落により、筆者想定の39,000円~39,600円で底堅く週を引けるといった予想の実現は難しくなった。

ただし、10/17(木)の追記にて下値目処について次のとおり記した。


>日経平均が38,800円処を下回った場合には、10/7に開けた窓・38,594円を埋める可能性・・・

>勢い次第では75日線・38,200円タッチの可能性があることを頭の隅に置いておきたい。

本日の日経平均の下落によって10/7に開けた窓・38,594円を埋めており、ザラ場安値は38,200円と筆者想定どおりの位置で下げ止まっている。

今晩以降、ダウがどこまで下押すかが焦点となるが、目先的には、下げても25日線・42,480ドル付近でいったんは反発に向かうと見ている。

したがって今後の日経平均については、週内もみ合った後(明日は安値もみあい?、今夜のダウ次第で38,000円~38,200円=ダウ及び日経平均ともにドンと下げてヨコヨコが続いたため一気に半値戻す展開もあり=、その後は週末の投開票を控えて買い戻しか?)、投開票の結果を受けた来週は戻りを試す展開を予想している。

ただ、本日の亀裂が大きいことから39,000円が上値の目処となり、来週以降の決算発表を待つ展開になると見ている。

なお、現時点の筆者予想どおり目先39,000円を回復できない場合には決算発表のハードルが上がるため日経平均40,000円超は6-9月期の決算発表以降になりやすい。

※追記10/23(水)18:16
本文が長くなったので新ページとしました。

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