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※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
先週の日曜・11/24にアップした「今後の日経平均予想(11/24)」にて、当面の当面の日経平均予想レンジについて次のとおり記した。
>下値目処37,800円~38,000円、上値目処は39,200円~39,400円と予想
先週の日経平均は安値・37,801円、高値・38,590円、週の終値・38,208円と、下値模索の1週間となった。
筆者予想では、米国株高に連れ高すると見ていたものの、トランプ関税への警戒や円高進行により上値が抑えられた点が想定外であった。
ただ、下値については筆者予想レンジで下げ渋っており予想の範囲内と言える。
なお、先週の米主要3指数・RSI及び今週前半の推計値(もみ合いであった場合の想定値)は以下のとおりとなっており、先々週末・11/22のRSI(9)の50%~38%から80%台へと上昇している。
このように、足元は買われ過ぎ圏の入口に差し掛かっており、感謝祭明けの今週は反落警戒週となる。
ただ、RSI(14)については59%~47%と中立圏であるだけに、目先の反落はむしろ過熱感を冷まし、上向きの力に変える結果になると見ている。
また、米主要3指数の日足ストキャ・MACDともに買われ過ぎ圏入りしているものの、週足MACDについては押し目からの立ち上がっていることから、引き続き中期上昇トレンドにあると見ている。
さて、日経平均の上昇浮力が弱い要因について、冒頭にてトランプ関税への警戒や円高進行と記したが、実態的には米主要3指数が強い中では日本株を買う理由に乏しいということも理由の一つと見ている。
2Q決算が冴えなかったことはあるにしても程度の差はあれど、強い米国株を前にして投資先妙味の乏しさが意識され、アンダーウェイトに甘んじたと言える。
ただ、米株との比較で買えないといっても、日本株を積極的に売る理由も乏しいことから、今後、米株が売られる局面では資金が日本株に向けられると見ている。
また、国内的には9月中間決算の配当金の再投資時期に入っていることや、自社株買いも下値サポートとして機能すると見ている。
これらのことから、当面の日経平均予想レンジは下値目処37,800円~38,000円、上値目処は38,800円~39,000円と予想しており、下値については仮に37,800円を割れた場合には37,600円が次の節目と見ている。
一方で、直近3週間で裁定売り残が増加していることから、きっかけ次第では一気に買い戻しが進むことも想定される。