2025-01-14

1月第1週の週間先物手口 集計結果及び今後の予想(1/14)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



本日公表のあった先週末・1/10時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した1月第1週(1/6~10)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

雑感としては、売り方の暗躍よりも、買い方の利益確定売りの様相を呈している。
取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
1月6日日経2259,076-1,170-3,042-6,6392,755-913
TOPIX819-502-3,691-1415922,016
1月10日9,895-1,672-6,733-6,7803,3471,103
建玉残高
TOTAL9,6267,52245,67334,633-14,413-54,693
日経2258,1042,275-4,594-8102,872-20,795
TOPIX1,5225,24750,26735,442-17,285-33,898
日経225先物>
2025年03月限月6,3582,226-5,5965,0252,690-22,072
2025年06月限月314-1258391,59985914
1/10
日経225mini>
2025年01月限月350-1,897-1,0001492,0001,000
2025年02月限月13,9673,6322,626-74,484-1,0302,628
TOPIX先物>
2025年03月限月7735,72050,91635,510-16,636-33,898
2025年06月限月749-473-649-68-6490


売り方上位
買い方上位
週間手口ゴールドマン証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
1月6日日経225-1,847797364439-708
TOPIX2,136-1725,1900439
1月10日2896255,554439-269
建玉残高
TOTAL10,323-7,830-11,274439-7,803
日経22516,0241,8135,296439-705
TOPIX-5,701-9,643-16,5700-7,098
<日経225先物>
2025年03月限月15,2461,3225,3050-748
2025年06月限月9771820220
1/10
<日経225mini>
2025年01月限月000178432
2025年02月限月-1,9903,091-903,9910
<TOPIX先物>
2025年03月限月-5,701-9,643-16,5700-7,098
2025年06月限月00000

週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
1月6日日経225-166-3647242254
TOPIX1,9372893660131
1月10日1,771-7543842385
建玉残高
TOTAL10,034-8,455-16,8280-7,534
日経22517,8711,0164,93203
TOPIX-7,837-9,471-21,7600-7,537
日経225先物>
2025年03月限月16,7948344,9270-32
2025年06月限月9771825211
1/10
日経225mini>
2025年01月限月1,0000055518
2025年02月限月000-73-280
TOPIX先物>
2025年03月限月-7,837-9,471-21,7600-7,537
2025年06月限月00000


本日・1/14(火)の日経平均は、昨夜のダウ平均が大きく反発した流れを受けて39,000円台で寄りついたものの、その後はリスク回避の売りに押され、-716円安・38,474円の大幅安で引けた。

なお、筆者は1/12(日)にアップした「今週及び今後の日経平均予想」にて次のとおり記した。

>、直近で何度か記したように裁定買い残が増加しており( 中略)裁定買いの解消が続くと見ている

>今週の日経平均は下値を試すことになりやすく38,000円~38,200円程度まで見ておく必要があるかもしれない

ここに記したように、目先は直近で積み上がった裁定買い残の解消が続くと見ているものの、本日の安値・38,305円は筆者予想の下値目処に接近しており、値ごろ感も台頭している。

なお、38,000円~38,200円の水準は、日経平均PER15.3倍となっている。
このPER15.3倍は、11月初旬の40,000円接近の足がかりとなった38,000円付近のPERと同等であることから、反発に向かいやすい水準と見ており、もみ合いながらも買われていく展開も想定できる。

※追記19:28
しかしながら、日米ともに下値目処に到達していないことも事実であり、(可能性としては)少なくとも今週いっぱい、または状況次第で来週前半程度までは警戒が必要と見ている。
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