※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
先週の日曜・1/19にアップした「今週及び今後の日経平均予想」にて、週間予想を次のとおり記した。
>今週の日経平均についてはボトム圏から反発にむかう局面
>今週の日経平均予想レンジは上値目処・39,100円~39,300円、下値目処・38,100円~38,300円
>いずれにしても、足元の日経平均は45,000円を目指すトレンドにあるとの予想に変更はない
先週の日経平均は38,671円で始まった後、「ボトム圏から反発にむかう局面」の筆者予想どおり大きな反発となった。
ただ、目先の上値目処と見ていた39,300円を超え、週末は一時40,000円を超える値動きとなった。
(日経平均が40,000円近くまで上げることは想定内であったが、40,500円付近で返ってきたことにはやや意外感があった)
また、週末の米主要3指数が下押しとなったものの、日経平均が高く返ってきたことにも意外感があった。
(日銀会合後の急落を主導した売り方が欧州~米国時間に買い戻しを入れたものと推察しているが、日米ともに日足ベースでの買われ過ぎにある中での買い戻しは腑に落ちない点もある)
月曜以降の日経平均の動向がその答えを見せると思われるが、目先的には金曜時間外の強さを引継ぎ、天井圏形成から徐々に反落態勢をつくると見ている。
直近の日経平均EPSは2,500円台に乗せてきており、決算発表によりどこまでEPSが伸びていくかが焦点になる。
筆者予想では、前回の2Q決算に比して精度が高まることにより上方修正が出しやすくなるものの、「大幅上方修正」とはならず「想定内」の修正にとどまるのではないかと見ている。
この予想が正しければ、決算発表通過で「出尽くし」となる可能性を感じる。
日経平均・日足チャートでは日足ストキャが買われ過ぎ圏、同MACDが昨年10月以降のもみ合いレンジ上限に位置しており、上抜ければレンジブレイクとなる。
一方、週足ストキャは下降トレンドでの中段保ち合いとなっており、同MACDはゼロラインの上でもみ合いとなっている。
決算発表にてサプライズ的な上方修正が連発となればレンジブレイクとなるが、現時点では上述のとおり、その見込みは薄いと見ており、強い決算予想は、来期に入りトランプ政権の政策を見定めた以降になる可能性を予想している。
したがって、メインシナリオとしては、日経平均45,000円に向けたスタートは4月以降に持ち越されると筆者は見ており、短期的には先物需給に沿った空中戦にならざるを得ないと予想している。
一方、トランプ政権の不確実性は後退している印象があることから、サブシナリオとして来期の増収増益を事前に織り込むことも考えられる。
この場合、足元で生じている短期的な過熱感を解消した後、週足ベースの上昇に移行すると見ている。
今週の日経平均予想レンジは上値目処・40,800円~41,000円、下値目処は40,000円~40,200円と予想している。
なお、3月末までの上下目処は、上値は41,000円~41,200円、下値は38,400円~38,600円と見ているものの、40,000円前後で下値固く推移する場合にはサブシナリオの可能性があると見ている。