2025-01-28

1月第3週の週間先物手口 集計結果及び今後の予想(1/28)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



本日公表のあった先週末・1/24時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した1月第3週(1/20~24)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。


海外勢については、売り方・買い方ともに買い優位の手口が目立っている。
取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
1月20日日経225-3,3249014957,002-227-1,394
TOPIX5664,542-268-528803-2,914
1月24日-2,7585,4432276,474576-4,308
建玉残高
TOTAL1,42010,98140,20634,742-8,428-39,817
日経225-3461,749-5,2891,1774,393-16,851
TOPIX1,7669,23245,49533,565-12,821-22,966
日経225先物>
2025年03月限月-2,0691,922-6,9256,8144,018-17,069
2025年06月限月-5767768391,591-35514
1/24
日経225mini>
2025年02月限月-11,126-6,40004272,0301,000
2025年03月限月34,114-3,0957,967-72,7082,070-3,962
TOPIX先物>
2025年03月限月1,0189,70546,14433,633-12,172-22,966
2025年06月限月748-473-649-68-6490

一方、みずほを筆頭に国内勢は売り越し手口が目立っている。

売り方上位
買い方上位
週間手口ゴールドマン証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
1月20日日経2256,565166463,415125
TOPIX1,687-1,7372,0351,735-1,293
1月24日8,252-1,5712,0815,150-1,168
建玉残高
TOTAL-41,73916,13152,3097,790-4,656
日経2251,6977,7603,0042,9796,929
TOPIX-43,4368,37149,3054,811-11,585
<日経225先物>
2025年03月限月2,0736,3802,4802,7036,979
2025年06月限月-2,309-1,607-1,79325087
1/24
<日経225mini>
2025年02月限月17,5003,7600-3-2,600
2025年03月限月1,83026,11323,1672611,230
<TOPIX先物>
2025年03月限月-42,8367,94249,3034,811-11,385
2025年06月限月-60042920-200


週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
1月20日日経225-8,318695-287-1,294-3,452
TOPIX-5115025070-1,540
1月24日-8,8291,197220-1,294-4,992
建玉残高
TOTAL10,656-6,330-8,183-558-11,364
日経22514,7912,6095,264-558-2,353
TOPIX-4,135-8,939-13,4470-9,011
日経225先物>
2025年03月限月13,5772,3145,434-68-1,375
2025年06月限月1,727182-1701-7
1/24
日経225mini>
2025年02月限月00024272
2025年03月限月-5,1331,1310-4,937-9,986
TOPIX先物>
2025年03月限月-4,135-8,939-13,4470-9,011
2025年06月限月00000

今週の日曜・1/26にアップした「今後の日経平均予想」にて日経平均の見通しを次のとおり予想した。

>日経平均45,000円に向けたスタートは4月以降に持ち越される

>短期的には先物需給に沿った空中戦にならざるを得ない

>今週の日経平均予想レンジは上値目処・40,800円~41,000円、下値目処は40,000円~40,200円、3月末までの上下目処は、上値は41,000円~41,200円、下値は38,400円~38,600円

今週の日経平均については週初高く、徐々に反落態勢をつくっていくと見ていたが、現実の相場は筆者予想より早く、週初から週末・時間外高値を維持することが出来ず大幅反落となった。

また、本日・火曜は一時38,866円のザラバ安値を示現し、終値は-548円安・39,016円の続落となり、筆者予想・3月末までの下値目処・38,400円~38,600円に接近する展開となった

時間軸は筆者予想に対して「早送り」となったものの、展開については筆者予想どうり「空中戦」の様相となった。


今後については、目先は自立反発に移ると見ているが、2営業日で1,000円超の下落によって需給はかなり傷んでいると見られることから、自立反発はそれほど大きくはならず、再度底値さぐりの展開になると見ている。

ただ、金利上昇を背景に金融株が買われ、TOPIXが強く推移していることから、来週のメガバンク決算発表次第では相応の自立反発が見られる可能性がある。

ただ、想定を超える好決算となったとしても、2月第2週の決算発表終了以降は、手がかり材料難に加え、保ち合い解消売りや期末の益出し売りによって上値は抑えられると見ている。

これらのことから、短期的な日経平均の予想レンジは上値目処・39,600円~39,800円、下値目処(本日の安値・38,886円で目先の安値をつけたと見ているが、仮に二番底模索となった場合)38,600円~38,800円と見ている。

なお、3月中下旬までの下値目処(下降トレンド・中段保ち合いにある週足ストキャが浮上できなかった場合)37,800円~38,000円を警戒している。

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