※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
先週の日経平均予想については、1/28(火)にアップした「1月第3週の週間先物手口 集計結果及び今後の予想」にて次のとおり記した。
>本日(1/28)の安値・38,886円で目先の安値をつけたと見ている
>上値目処・39,600円~39,800円、下値目処(二番底をつけにいった場合)・38,600円~38,800円
この予想どおり先週の日経平均は、1/28安値が目先の底になり、翌日・水曜~金曜が3連騰・550円高となった。
また、金曜のザラバ高値は39,681円と筆者予想の高値目処・39,600円~39,800円で週を引けむ予想どおりの展開となった。
なお、米主要3指数については、オーバルトップ形成で持ちこたえていたダウ平均・日足ストキャが「下放れの兆し」を発していることから警戒が必要な環境となっている。
ただ、週足ストキャは依然として上昇トレンドを維持しており、買われ過ぎ圏入りにはまだ早いため、大きく下落するというよりは保ち合いから徐々に下を狙う態勢に入っていると推測している。
また、週足ストキャはダウ平均同様に上昇トレンドを維持しており、買われ過ぎ圏入りにはまだ早いため、日足ストキャの上昇を支援する可能性が高いと見ている。
ただ、目先的に、米主要3指数が昨年12月につけた高値を上抜けない場合にはダブルトップ懸念が生じるため、週足ベースでの下落トレンド転換が意識される可能性が生じるため要警戒となる。
日経平均については、かねて記しているとおり2月第2週までは決算発表期待から(仮に米株が下げたとしても)下げ渋りを想定していたものの、3月決算期企業の決算発表が始まる先々週末の段階では日経平均EPSが2,508円だったが、先週末は2,459円と約50円の低下となっている。
EPS50円は足元のPER16倍換算では日経平均800円に相当し、先週の寄り付き40,127円-800円は39,327円となり、週末の時間外・日経平均の終値・39,311円とほぼ同値であり、今週の決算発表次第では決算発表期待が剥落し、2月第2週を待つことなく下落する可能性がある
これらのことから、今週の日経平均についても決算発表注視の姿勢は変わらない反面、好決算には反応しづらく、下方修正等の悪材料には敏感に反応する地合になると見ている。
したがって、今週の日経平均予想レンジは上値目処・39,600円~39,800円、下値目処は38,600円~38,800円と先週と変わらないものの、高値維持は難しく、下方リスクが鮮明になる展開を予想している。
なお、3月中下旬までの下値目処については、米株が持ちこたえれば38,600円程度と見ているが、仮に米株が週足ベースの下落に転換した場合には東京市場の季節要因である期末売りが重なり36,200円~36,600円程度まで下押しの可能性がある。