※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
年初の日経平均については、12/29(日)にアップした「【雑感】年初の日経平均予想(12/29)」にて、次のとおり予想した。
>これらのことから、(あくまで現段階での雑感的予想であるが)年始の日経平均はギャップダウンスタートとなる可能性
東京市場休場中の米国株は、予想どおり1勝3敗と弱含みとなり、時間外の日経平均は39,498円で返ってきており、年初の日経平均は筆者予想どおりギャップダウンで始まる可能性が濃厚となっている。
ただ、東京休場中の日経平均はの下振れ幅は思っていたほど小さい印象であり、今後、米主要3指数が1/2安値を下回る殊ことなく推移できるかが焦点となる。
年初の日経平均予想に入る前に、2025年の日経平均予想について記していく。
日経平均の中期予想については、かねてより42,000円~43,000円を目指すと記しており、今年はいよいよ高値チャレンジの年になると予想している。
また、昨年7月の高値・42,426円から11,000円の急落を挟んで約半年間の調整を続けてきたことを考えれば、42,000円~43,000円は通過点となり、さらに一段・二段高となる43,000円~44,000円を目指すと見ている。
既に一部の企業からは5%~6%の賃上げが表明されており、これらは3月期決算への自信の表れと考えられ、想定している日経平均EPS・2,500円超は秒読みに入っている。
したがって、3月決算期企業の決算発表が始まる1月下旬~2月初旬には好決算を先取りする形で日経平均の上値追いがスタートすると見ている。
なお、日足・週足ベースではMACDにやや買われ過ぎ感があるものの、月足ベースでは上値余地を大きく残していることから、2025年の括りでは43,000円~44,000円を超え、48,000円~50,000円到達の可能性もあると見ている。
ただ、これら高値については43,000円~44,000円到達後に週足の過熱感を冷ます調整(3,000円~4,000円の反落)後の展開と見ており、来年以降に持ち越すことも考えられる。
日経平均50,000円到達の鍵は、4年連続の5%超の賃上げ実現が焦点となってくると見ているが、今年5月から7月に『さすがに4年連続の5%超の賃上げは難しいだろう』といった懐疑で下げた後、企業収益が弱気の見方を覆す強い伸びを示すことができるかが焦点になってくる。
(筆者予想としては、大企業の賃上げが中小に波及することができれば難しいことではなく、可能性は充分にあると見ている)
今週の日経平均については、休場中につけた安値39,200円~39,300円をいったん見に行くと見ている。
また、米主要3指数についてはナスダック総合指数は概ね底を見たと思われるが、ダウ平均・S&P500は依然として下値余地を残していると見ていることから、来週末までは警戒が必要と予想している。
これらのことから、今週の日経平均予想レンジは下値目処は39,000円~39,200円、上値目処は39,600円~39,800円と見ており、来週はもう一段の下値の可能性を警戒している。