2025-02-04

1月第4週の週間先物手口 集計結果及び今後の予想(2/4)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



本日公表のあった先週末・1/31時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した1月第4週(1/27~31)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

1月第4週は40,127円で始まり、39,572円で終わる陰線となっただけに売り方の売り乗せ・買い方の利益確定売りと、売り優勢の週となった。

ただ、比較的買い残高の少ない主体は、乗り遅れの焦りからか買いが目立っている。
取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
1月27日日経2253,584925-1,023-116-30-2,974
TOPIX-2162,052-4,858119688-3,521
1月31日3,3682,977-5,8813658-6,495
建玉残高
TOTAL4,78813,95834,32534,745-7,770-46,312
日経2253,2382,674-6,3131,0614,363-19,825
TOPIX1,55011,28440,63733,684-12,133-26,487
日経225先物>
2025年03月限月3693,590-7,9789,0813,823-20,562
2025年06月限月08798181,509-135414
1/31
日経225mini>
2025年02月限月-11,690-6,3980-1,6344,0001,000
2025年03月限月40,382-11,5558,475-93,6612,7522,229
TOPIX先物>
2025年03月限月80311,75741,25833,780-11,512-26,487
2025年06月限月747-473-621-96-6210


売り方上位
買い方上位
週間手口ゴールドマン証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
1月27日日経225-8,368-8182,697-1,121150
TOPIX1,347-1,05356-90-152
1月31日-7,021-1,8712,753-1,211-2
建玉残高
TOTAL-48,76014,26055,0626,579-4,658
日経225-6,6716,9425,7011,8587,079
TOPIX-42,0897,31849,3614,721-11,737
<日経225先物>
2025年03月限月-6,1546,7944,9331,5087,092
2025年06月限月-2,759-1,455-1,793250108
1/31
<日経225mini>
2025年02月限月21,0001,56101,001-2,600
2025年03月限月1,42114,47325,60901,392
<TOPIX先物>
2025年03月限月-40,4896,88849,3594,721-12,037
2025年06月限月-1,60043020300



国内勢は先週の売り優勢から買い優勢に変化しており、買い遅れまたは相場追随の資金か?

週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
1月27日日経2252,6921,138-259816368
TOPIX-77956267201,090
1月31日1,9131,7004138161,458
建玉残高
TOTAL12,569-4,630-7,770257-9,906
日経22517,4833,7475,005257-1,985
TOPIX-4,914-8,377-12,7750-7,921
日経225先物>
2025年03月限月15,9863,1795,175301-1,498
2025年06月限月1,727182-1701137
1/31
日経225mini>
2025年02月限月003150697
2025年03月限月-2,3003,8620-698-5,940
TOPIX先物>
2025年03月限月-5,414-8,377-12,7750-7,921
2025年06月限月5000000


2/4(火)の日経平均は、トランプ関税が1ヶ月延期となったことで買い戻し先行となり、一時は670円・39,192円まで上げたものの、終値は278円高・38,798円と39,000円台を維持することができなかっ

決算発表は3分の1ほどを過ぎたところであるが、ここまでのところ「斑模様」の印象を拭えず、期待していたEPSも足踏み状態であることから、上げる局面においても買い戻しの域を出ず、徐々に売り押される展開になりやすい。

日経平均が40,000円を超え、42,000円に向かうためにはEPSが2,600円程度まで上昇(2,600円×16.2倍=42,120円)する必要があるが、今3Q決算においては2,500円回復も難しい局面にあってはやむを得ないと見ている。

日経平均が42,000円から44,000円に向かうのは、早くとも2025・2Q決算が発表される8-9月あたりまで待つ必要があると見ている。

なお、足元のダウ平均・日足ストキャはラウンドトップ形成(下降トレンド)、S&P500・ナスダック総合指数についても日足ストキャは50%と中段の下降トレンドにあり、現時点においては反転の兆しにない。


したがって、日経平均は(米株が上げても)上値の重い展開にならざるを得ず、当面の下値目処は引き続き38,600円~38,800円と見ているが、仮に38,600円で下げ止まらない場合には37,400円~37,600円まで下落する余地があると見ている。

なお、予想下値については、最も悲観的なシナリオでは3月中下旬に36,400円~36,600円の可能性もあると想定している。





                                        

                                     




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※追記2/6(木)18:02

ダウ平均は、昨夜の上昇によって日足チャートに反転の兆しが現れているものの、週足・ストキャが買われ過ぎ圏入りとなった。

したがって、目先続伸した場合、週足ベースの下落に転換する可能性があると見ている。

日経平均の基本観については上述から変更はない。

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