※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
先週日曜・2/16にアップした「短期及び中期日経平均予想up」では、日経平均の今週の予想レンジについて次のとおり記した。
>下値目処は38,500円~38,800円を予想しており、強弱感の対立により先物主導のボラタイルな値動きになる可能性
実際、先週の日経平均は木曜に一時-700円に迫るボラタイルな動きとなり、ザラバ安値・38,468円まで下押し、金曜終値は38,678円と、筆者予想どおり、38,500円~38,800円の下値目処をさぐる展開となった。
なお、基本スタンスとして、
>日経平均についても目先は上ブレの可能性が残るものの38,000円~38,500円を目指す下降トレンドに移る過渡期にある
と下放れの危惧を記したとおり、週末の米主要3指数の大幅安により、日経平均は38,132円で返ってきており、この点においても筆者予想どおりの展開といえる。
また、米主要3指数の動向についても次のとおり筆者予想どおりの展開となっている。
>直近の方向感としては、米主要3指数・週足チャートは買われ過ぎ圏にあることから、(中略)大勢としては買われ過ぎからの利益確定売りにより短期下降トレンドに移る可能性が高い
なお、ダウ平均は直近2日間で-1,300ドル安の大幅安となっているが、上述のとおり利益確定売りによる短期下落トレンドと見ており、目先的にはいったん買い戻しが入りやすい値ごろと見ている。
なお、S&P500・ナスダック総合指数については、ダウ平均ほどチャートが悪化していないことから、立ち直りを見せる可能性があり、ダウ平均についても、今週想定される買い戻しを契機に徐々に持ち直してくる可能性があり、どちらに推移するかは相場を見ていくしかない。
ただ、ダウ平均・日足ストキャが依然として下げ余地を残している現状から、戻りがあったとしても自立反発の可能性があることを念頭に置いておく必要がある。
したがって、ダウ平均のチャートから見る下値目処は、目先43,000ドルが最も有力と見ており、仮にここを下抜けた場合は42,500ドル、ここを下抜けた場合は41,800ドル~42,000ドルと予想している。
この前提を基にした日経平均の下値目処は目先37,700円~38,000円と見ており、ダウ平均が43,000ドルを下抜いて推移する場合には37,000円~37,500円程度の下値を想定している。
なお、直近でも記しているように、東京時間の日経平均は下値固く推移しており、足元の日経平均EPSから算出される日経平均のフェアバリューは39,200円を中心に上下400円(38,800円~39,600円)程度と見ていることから、38,000円割れがあったとしても長くは続かず、39,000円程度までは速やかに戻す展開を想定している。(ダウ平均も同様の動きになるか?)
ダウ平均の足元の下降トレンドは米株の買われ過ぎを起因とする需給悪であり、売り一巡からは需給調整を経て再度上を目指すトレンドに移行すると予想しているからである。
なお、昨年10月来、38,000円~40,000円のレンジ内で上値重く推移している日経平均が同レンジを上抜ける時期としては、日銀の利上げ断行と見ており、まずは4月の日銀金融政策決定会合を注視している。
今週の日経平均予想レンジは上値目処・38,500円~38,700円、下値目処・37,000円 37,900円~38,100円と予想している。