※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
先週の日経平均予想レンジについては6/7(日)にアップした「今週及び今後の日経平均予想」にて以下のとおり記した。
>上値目処が38,400円~38,600円、下値目処が37,600円~37,800円と予想
>日経平均1,000円程度の急落または買い戻しによる急騰は常に意識すべき現状
先週の日経平均の高安については、高値が6/11(木)の38,529円と筆者予想の38,400円~38,600円に到達した。
また、安値については6/12(金)の37,540円と筆者予想・37,600円~37,800円をやや下回ったものの、日経平均が1,000円幅でもみ合う予想どおりの展開となった。
なお、金曜のSQ通過後については買い戻しを予想していたが、東京市場寄り付きとほぼ同時に中東情勢悪化が伝えられたことにより、日経平均は寄り付きから約600円売られることとなった。
(地政学リスクによる急落であったが、値ごろとしては筆者予想値で下げ止まっており、市場は冷静であったと見ている)
ちなみに週末金曜のダウ平均は-769ドルの大幅下落となったが、日経平均は金曜終値を+150円上回る37,980円で返ってきており、海外勢の買い姿勢を感じる。
ただ、米主要3指数は次に記す理由により金曜の下落で下げきったとは言い切れないことから、日経平均がここからすぐさま反転する展開にはなりにくいと見ている。
目先の米主要3指数をやや弱気に見ている理由としては、木曜までは短期上昇トレンドを描いていたものの、金曜のギャップダウンにより需給が混乱していることに加え、今週末の米MSQの思惑が一気に逆転した可能性があることだ。
(週初から金曜の下落を取り戻す動きが出れば懸念は薄らぐが、地政学リスクが背景にあることから、戻りは買い方の利益確定売りが進む可能性が高いと見ている)
また、ダウ平均・日足チャートは25日線を下抜いたことからも需給は売り優勢と見るのが妥当と思われる。
したがって、メインシナリオとしては下向きを予想しており、ダウ平均の下値目処は、75日線・41,500ドル付近、9週線・13週線が重なる41,300ドル~41,400ドルの主要移動平均線が集中する41,300ドル~41,500ドルがターゲットになりやすい。
これは金曜終値の700ドル~900ドル下方であり、日経平均に当てはめれば37,000円~37,200円付近となる。
これらのことから、今週の日経平均予想レンジは上値目処が38,200円~38,400円、下値目処は37,200円~37,400円。
仮に中東情勢の一層の悪化が伝えられた場合には36,000円~36,500円に向かうことも想定される。