2025-06-16

6月第2週の週間先物手口の集計結果及び今後の予想 (6/16)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




 本日公表のあった先週末・6/13時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した6月第2週(6/9~13)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

先週まで売り方上位のみずほが一気に買い戻しニュートラルに。
取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
6月9日日経225-7,6263,463949-517-4,600873
TOPIX3912,9691,157-3,6966,36035,942
6月13日-7,2356,4322,106-4,2131,76036,815
建玉残高
TOTAL-1,00925,78042,37724,046-11,305-2,743
日経225-1,582-413-2,0858,356-4,116-4,976
TOPIX57326,19344,46215,690-7,1892,233
日経225先物>
2025年06月限月4,771-7,706-1,9638,461-1,911-6,282
2025年09月限月-5,8006,851278-100-3,1271,306
6/13
日経225mini>
2025年04月限月-2,4342,433-4,000-893,7240
2025年05月限月-3,0911,9910395,5000
TOPIX先物>
2025年06月限月-2,72925,73643,81215,390-7,8392,233
2025年09月限月3,3024576503006500


一方、買い方上位のメリルリンチは大幅利益確定、売り方のゴールドマンやUBSがまとまった売り乗せとなっている。

おそらく、SQ及び中東情勢の読み方の違いだろう。

売り筆頭
買い方上位
週間手口ゴールドマン証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
6月9日日経2255,3391,6264,2605422,765
TOPIX-12,5042,471-16,288-925-18,744
6月13日-7,1654,097-12,029-383-15,979
建玉残高
TOTAL-70,7178,15625,0395,058-2,801
日経225-15,6945,4833,2811,5503,476
TOPIX-55,0232,67321,7583,508-6,277
日経225先物>
2025年06月限月-9,0353,817-2,064522,991
2025年09月限月-6,6591,6585,3451,500335
6/13
日経225mini>
2025年04月限月-21070-161,500
2025年05月限月0-230-10
TOPIX先物>
2025年06月限月-51,6723,42321,7583,508-6,408
2025年09月限月-3,351-75000131


週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
6月9日日経225470-696-1,8162580
TOPIX-3,0063143,6001,1491,149
6月13日-2,536-3821,7841,4071,149
建玉残高
TOTAL25,84265-2,89248-5,884
日経22533,4054,9534,32148-2,576
TOPIX-7,563-4,888-7,2130-3,308
日経225先物>
2025年06月限月30,8244,6734,41922-2,564
2025年09月限月2,581280-98105
6/13
日経225mini>
2025年04月限月000152-143
2025年05月限月0003-31
TOPIX先物>
2025年06月限月-8,563-4,888-7,2130-3,308
2025年09月限月1,0000000


昨日6/15にアップした「今週の日経平均予想」にて上下目処を次のとおり記した。


>上値目処が38,200円~38,400円、下値目処は37,200円~37,400円

本日・月曜の買い戻しは想定内ながら、日経平均はさっそく上値目処レンジに入ってきており筆者の予想より強い。

日経平均終値は477円高・38,311円。

しかしながら現時点では先週後半の買い戻しの範疇であり、先物手口も相場観が対立していることからドテン売りへの警戒は残る。
目先の買い戻し一巡からどちらの方向に動いてくるか注視している。





                                        

                                     




                                 ↓
                                 ↓



 


※追記6/17(火)17:22

昨夜・6/16のダウ平均は317ドル高・42,515ドルの大幅上昇となったが、日中足は寄り付き後に急伸した後は穏やかながら右肩下がりとなっており利益確定売りに押された印象を受ける。

また、焦点と見ている25日線についてはザラバでは上抜いたものの終値では25日線まで押し戻されている。
日足ストキャは下降トレンド・週足ストキャは買われ過ぎ圏と引き続き、きっかけ次第では大陰線を引く可能性を含んでいるだけに注意が必要と見ている。

なお、S&P500・ナスダック総合指数については25日線の上で推移しているものの、この先、もっとも浅くとも同線までの調整があり得ると見ている。




                                        

                                     




                                 ↓
                                 ↓



 
※追記6/18(水)18:12

昨夜の米国市場は、主要3指数ともに筆者予想どおり下押しとなり日経平均も-300円程度安く返ってきたものの、安寄り後から買いが殺到し、日経平均終値は348円高・38,885円の逆行高となった。

この上昇により日経平均は、200日線・75日線及び26週線・52週線の重要な節目を明確に上抜けたことで、40,000円大台が近づいたと感じる。
ただ、米主要3指数の上昇を伴わない逆行高であることや本日の上昇が(先物残高で見るとおり)突出した先物売り方の買い戻しである可能性は拭えず、(上方向に動き出したとの認識は持ちながらも)引き続き1,000円幅のボラタイルな値動きとなる可能性もある。

週内の上下目処は、上値・39,000円~39,200円、下値・38,200円~38,400円と見ている。

                                        

                                     




                                 ↓
                                 ↓



 
※追記6/19(木)19:58

ダウ平均・日足及び週足の節目価格は41,500ドル~41,800ドル、そして週末MSQ。まずはこのあたりで下げ止まりを見せるか注目している。

スポンサーリンク