2019-09-17

日経平均はやや違和感のある上昇※追記あり(9/17)

本日の日経平均は、ダウが中東情勢の悪化懸念から-142ドル安と下落したものの、+13円高・22,001円と22,000円台に乗せての大引けとなった。
 
出来高は13.3億株、売買代金は2.42兆円とまずまずのボリュームであったが、上海をはじめ香港などのアジア市場が^1%を超える大幅下落の中、やや違和感のある上昇であった。
 

先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)


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本日は時間の都合によりコメントを省略させていただきます。


今後の日経平均予想


日曜にアップした「週間予想」から変化はない。

日経平均CEDの240分足MACDがゼロラインまで低下しており、この後、再度上昇に向かうか、下降に向かうかが注目される。

上海株が早期に3,000ポイントを奪回できるかどうかが日経平均の先行きを示唆すると見ている。

また、1570日経レバの金曜の売りに50円の逆日歩がついた。木曜の逆日歩70円と合わせ120円である。

週間予想にて「日経レバの大幅な売り長や高額な逆日歩を見て、逆日歩狙いの買いも増えてくると予想される」と記したとおり、本日の日経レバの新規融資が新規貸株の3倍近くに増加している。

信用倍率は0.14と依然として低倍率となっているが、日経平均が22,000円を大きく超える動きを見せないと、後々、信用買いが重荷になる可能性がある。

※22:50追記
本文では「違和感のある上昇」と記したが、逆に言えば下げ方が甘いと感じている。

日本時間で明後日の早朝、FOMCにて政策金利が決定され、Fedウォッチでは「金利据え置き」が34.2%と予想されている。筆者も9/7の「ダウ予想」に記しているとおり、パウエル議長が金利据え置きを選択する可能性も十分にあると見ており、イベントドリブンとして留意が必要と見ている。

本日、上海・香港ハンセンが大きく下落し、日経平均CFD240分足MACDがゼロラインまで低下していることは本文に記したが、これらが一斉に上を向いたときの上昇の破壊力は大きく、来週も東京市場は月曜休場となることから、FOMC後の株価の方向性には順張りが望ましいと考えている。
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