昨日も記したとおり不自然な動きであり、日経平均を吊り上げる目的なのか、高値圏で推移させて売り方の踏み上げや自らの売りを積むためなのか、どちらかの意図があると感じる。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
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本日のABNアムロのオプション手口は、ここのところ続いていた「やや売り優勢」から「買い優勢」に変化している。
コールオプションについては、引き続き22,750円、22,500円にまとまった買い(ロング)を入れ、22,750円については建玉を四桁まで伸ばしている。
なお、コール22,250円に2,699枚のショートを建てているが、同価格から上の価格帯は全てロングを建てており、(単純な比較はできないが)枚数では22,250円のショートに匹敵する。
プットオプションでは足下の価格から遠い価格帯では大口のショートを建てているが、21,750円、21,500円のプットを大きく売り越しており、21,500円のプットについては-1,259枚と大口のショートプットを建てている。
なお、21,500円ショートプットから上のプットの建玉は比較的薄く(本日、ロングプットを大きく解消していることもあり)、上を見ているようにも感じる。
先物については以下の表のとおりである。
本日はなんと言っても野村證券-8,374枚の超大口ショートにより、建玉を-143,641枚まで拡大している点が驚きである。
それだけ日経レバの空売り等が多く入ったと言うことと思われるが、14万枚は今年最大の売り越しである。
なお、ソシエテが野村の向こうを張って大きく買い越している。
今後の日経平均予想
本日の上海総合指数は-1%安・2,955ポイントと安く引けているが、上向きの5日線で止まっており、(安値引けのため引け味は悪いが)、窓埋めも果たしており、明日、下げ渋りを見せれば反転の可能性はある。
仮に続落しても30ポイント下に75日線が控えているため、ここでは下げ止まる可能性が高いと見ている。
また、ダウの日足チャートを見ると、25日線と75日線がゴールデンクロス寸前となっており、指数も約200ドル上に迫っており、昨夜はあと100ドルま指数は下げたが下ヒゲで返っており、25日線と75日線がサポートとなったことも考えられる。
日経平均については本日5日線割れとなり、20:00現在の日経平均も弱含んでおり、天井形成からの下落移行を感じさせるが、先行して下落している上海株やダウが上述の移動平均線でサポートされれば、反発の波に乗って、再度22,000円乗せとなる可能性も考えられる。
基本的には、金曜の配当落ち後に即日配当落ちを埋めてくるか、もたついた動きをするかが焦点と見ているが、他市場の動向次第では明日の時間外から動きを見せる可能性があり、あくまで直感的な予想であるが、おそらく明日は安値引けする可能性が高いが、明後日以降は再度強含んで来るのではないかと考えている。
ただ、昨日も記したとおり、現時点では日柄と材料面で大きく上を目指す環境が整っているとは思えないため、目先はいったん上に振って売り方を踏み上げさせ、その後、下に振って来るといった相場の常である意表を突いた複雑な動きをするのではないかと見ている。