ただ、22,000円台維持を狙う勢力か、売り方の買い戻しなのかは定かではないが、引け成りでの買いにより28円高・22,048円と22,000円を維持しての大引けとなった。
なお、19:00現在の日経先物は21,930円(現物換算22,100円)と、本日10円足らずで超えられなかった5日線を超えて推移しており、昨日記したとおり、下落転換と見るのはまだ早いが的中した形となった。
明日の配当権利落ちで約170円が下落し5日線を割れることになるが、リカバリーの有無に感心が集まる。(詳細後述)
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
データの集計方法 → こちら
本日のABNアムロのオプション手口は、昨日からの「買い優勢」を引き継いだポジションを取っている。
コールオプションについては、22,000円のロングコールを利益確定売りによりショートに転換しているほかはロング積み増しの手口が目立っている。
また、22,250円の超大口ショートコールも一部をロスカット(22,000円コール買いの益出しと相殺?)している。
プットオプションでは、ショートの手口が多く、21,875円のロングプットをショートに転化しているほか、21,000円の大口ロングプットの解消に手をつけている。
依然として22,250円の超大口ショートプットが上値に蓋をした形になってはいるが、21,500円のショープットが利益を出しており、22,250円のショートプットは大きな支障にはならないのかもしれない。
(ただ、ABNの大口投資家は利益確定の機会はほしいだろう)
先物については以下の表のとおりである。
昨日-8,374枚の超大口ショートを振った野村證券が、本日は6,781枚を買い戻し、建玉を-137,365枚売り越しと縮小している。
また、ゴールドマンが-8,871枚の超大口ショートを繰り出しており、売り越し建玉を-48,686枚に拡大している点は注目である。
一方で、ソシエテは2,711枚を買い越し、83,140枚買い越しと建玉を拡大している。
このあたりの強弱感の対立にどう折り合いをつけていくのかが注目される。
(どちらかが耐えて、相手陣営の利益確定とともに自らのポジションに有利な手口を拡大させた場合、必然的に反対方向の値幅が大きくなるが、押し切られた場合も大きな値幅が生じる)
今後の日経平均予想
明日の配当権利落ちは約170円。19:30時点の時間外市場のまま明日を迎えるとすると、22.100円から170円が配当権利落ちとなり、21,930円が寄り付きの理論価格となる。
ただ、日経先物や日経レバ等のETFは既に配当落ち分を除いて取引されており、劣勢に立っている売り方にとっては配当落ちは環境を変えるものとはならない。
また、海外市場に目を転じれば、ドイツDAX指数は指数のピークから明確な調整を行い、 昨夜には75日線タッチにて下ヒゲで戻し、本日は矢印の箇所で推移しており、このまま大引けとなれば「明けの明星」を形成する。
加えて、25日線と75日線がゴールデンクロス目前となっており、直近の下落に対する自立反発が生じやすい形となっている。
(上海株も、形は悪いものの本日75日線で止まっており、明日以降、下げ渋りを見せれば自律反発に向かいやすい)
このように考えていくと、日経平均も、これら海外市場の反発に合わせてもう一段~二段の上昇も視野に入れるべきかもしれない。
なお、筆者はダウが最高値更新をしていない点が気になっており、世界の市場が自律反発に向かうとすれば、そのタイミングで最高値更新を目指す可能性があると見ている。
上に向かう確率としては6:4程度で、下に向かう可能性も4割程度はあると考えているが、仮に日経平均が上に向かうとしたら4/24の22,362円を目指すと見ている。
いずれにしても、明日から来週初めの配当権利落ち後の推移を見守って再度判断したい。