(進展がないのも1日で切り上げるのも、現状で両者が納得したからである可能性もあり、入電時間やヘッドラインの出し方も作為的に過ぎると見ていた)
その後、「米国が中国と通貨合意を検討」「トランプ米政権は一部米企業にファーウェイへの供給許可」の直前のネガティブニュースを打ち消す外電が入り、一時21,600円まで300円戻す値荒い展開となった。
偶然にも昨日「悲観は買い、楽観は売り」のタイトルでアップした記事どおりの結果となった。
日経平均の終値は95円高・21,551円。時間外の推移からは25日線まで到達する可能性もあったが、朝の売り仕掛けにより25日線クリアはならなかったが、3日連続で5日線を上回った。(詳細後述)
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
データの集計方法 → こちら本日の日中にて10月限の取引が終了し、SQ参加者は、本日の建玉を以て明日の10月限SQに挑むことになる。
ABNアムロのオプション手口を検証する。
コールオプションにおいては、コール21.750円の大口ロングを半減まで取り崩している。さすがに、明日のSQ値は21,750円までは届かないと見たと推測する。
また、中立であったコール21,625円を若干ショートに振っているが、21,500円はロングを維持している。
プットオプションにおいても、21,500円のショートを積み増し、大口ロングとしていることから、ABN
大口投資家としてはSQ値は21,500円を維持したいところだろう。
なお、本日、プット21,250円に1,145枚の大口ロングを入れている。ここまでの下落を予見しているとは思わないが気になる手口である。(おそらく何らかのポジション調整か、大口同士の貸し借りなどのやり取りがあったと思われる)
先物については以下の表のとおりである。
基本的にはSQ前のポジション調整的な手口であるが、ソシエテ、メリルリンチが大きめの買い手口を出している。
今後の日経平均予想
基本的な目線としては、朝の「行って来い」の売り仕掛けは「買いたい弱気」が出したのではないかと見ている。(下落時間が短かったことから、積極的な買いでなくとも、売り玉を救うための下げという見方はできる)
また、前日及び前々日の夜間ともに、日経先物が21,600円に乗るもののナイトの引け近くで下に引きずり下ろされていることからも、SQ要因から上に上げたくない勢力がいるものと見ている。
日経平均CFD240分足では、足下の価格はY波動の下値抵抗線に差し掛かっており、上抜けることができるか微妙な位置にいるが、トレンドとしては高値切り上げ、安値切り下げの上昇トレンドを何とか維持している。
また。急下降していた20EMA・40EMAともに水平に変化しており、(画像では見えにくいと思われるが20EMAが40EMAを上抜くGCが近づいている。
加えて、40EMAの上抜きへの挑戦は今回が3回目であり、経験則的に3回目は成功しやすいことから、40EMA超えと上値抵抗線超えを同時に達成する可能性は低くないと見ている。
日足チャートからは、本日の下値試しを上昇で終え、5日線に乗っていることやMACDの3分の2押しやGCが望める位置にあることから、引き続き短期上昇トレンドは継続中と見ている。(ただし、米中協議を首尾良く通過しても、その後に出尽くしの危惧がある)
明日のSQ通過により、上昇志向が強まる期待はあるが、米中協議結果が東京時間内に伝わる可能性は低く、明日の日中取引については今夜のダウの結果次第だろう。
(ダウについては図の60分足のとおり、三角保ち合いの煮詰まりに近づいている。MACDの角度は上昇が強いため、目先は上方向を目指すと見ている)
米中協議については、あくまで推測の範囲であるが、通貨合意やファーウェイへの供給許可が話題に上るということは、部分的かもしれないが協議は煮詰まった状態にあり、何の成果もなく物別れに終わる可能性は少ないと推測している。
トランプ大統領のツイッター砲の出し方として、良い話は米国市場寄り付き前、悪い話は米国市場大引け後となっていることから、良い話であれば欧州時間にもツイッター砲が出されるであろう。
※23:10追記
ダウ平均は、予想どおり60分足の三角保ち合いを上放れてきた。日経平均も25日線・21,650円を捉え始めた。ただし、急伸のため分足MACDが過熱しており、ここからは調整を挟みながら引け値をどこまで高く保つことができるかが焦点となる。大引けで160ドル高・26,500ドルをクリアして引けたいところだ。明日の日経平均はSQ通過後、これまで抑えられていた分を取り戻す動きとなるかが焦点となる。