だが、昨夜の追記どおり、さらに売り仕掛けが持ち込まれることはなく、膠着ながらも買い優勢の展開となった。
日経平均の終値は-131円安・21,456円とダウの下げ幅に比べて底堅い。
そして、欧州時間に入りダウは急伸し、18:30時点のダウ先物は200ドル高、日経先物は21,550円と100円高となっており、昨夜とは対照的な時間外市場となっている。
なお、本日のタイトルは夕刻時点で「油断は禁物ながら明日は買い優勢か」を想定していたが、既に実現してしまったため、標記「悲観は買い、楽観は売りの典型か?」に改めた。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
データの集計方法 → こちら
ABNアムロのオプション手口を検証する。
コールオプションにおいては、ショート(売り)手口が目立つが、売り越し数量はそれほど多くなく、むしろ21,875円のショートコールの買い戻しや22,000円のロングコールの積み増しに着目した。
プットオプションでは21,250円から下方の価格帯全てをショートに振っており、21,000円のロングプットは建玉の4分の1をショートし、ロングの建玉を減らしている。
一方、21,500円の大口ショートプットは建玉の3分の1を利益確定し、ショートの建玉を減らしており、明日の10月限オプション最終取引日にどちらに振ってくるか注目している。
先物については以下の表のとおりである。
ゴールドマンはが引き続き空売りの買い戻しを続けており、本日(昨日夜間を含む)は3,029枚の大口で買い戻している。
Cスイスは様子見。ABNは1,162枚の買い越しとなっている。
野村は引き続き売り越し継続中であり、国内投資家の売り姿勢を現しているものと思われる。
今後の日経平均予想
昨夜のダウ平均は基準値として記した「-180ドル安」を大きく超える下落となった。
数値上の判定は「下落基調継続」となるが、あまりに下落幅が大きく、直近の上昇幅(下ヒゲを除いた実体部分)の3分の2押しや直近の窓埋め完了となったことから、逆にダウの出直りの可能性が生じている。
一方、日経平均については「一昨日の寄り付きの21,445円を大きく割り込む」ことがなければ反発トレンド継続と記した。
本日の終値は21,456円と、この値を割り込んで引けなかったことから、引き続き短期上昇トレンドは継続中と見る。(そのとおり、時間外では上げている)
今後の展望
かねてより筆者は次の反騰スタートは、日柄計算から10月下旬~11月中旬と記してきた。
より明確に言えば、10/28週~11/18週と見ており、さらに期間を絞れば11/5週~11/18週になるのではないかと見ている。
この考え方に沿えば、目先はいったんの高値示現から反落またはもみ合いによる日柄調整が生じると見ている。
図のダウ日足チャートは、通常の5d-25d-75dではなく6d-12d-32dで移動平均線を引いたものである。
詳しい図の説明は(長くなってしまうので)省略させていただくが、短期線では目先は波乱が生じる可能性が見て取れる。
来週月曜の東京休場と米中協議が悩ましいが、目先の高値は21,725円~21,800円と見ており、基本的には週、内にこの価格帯を達成すれば休場明けは下落転換、この価格帯(近似値を含む)が今週未達ならば休場明けに達成でいったんの下落転換になるのではないかと考えている。
(金曜に価格達成しても、後場に売り優勢となれば休場明けに踏み上げとなる可能性もある)
日柄調整完了までは、昨夜のとおり、悲観は買い・楽観は売りの可能性が高いと見ている。
※22:40追記
日経先物が21時に21,600円に乗った後、伸び悩んでいるがこれは直近の上昇に対する調整の動きと見ている。240分足MACDは未だゼロライン付近であり、直近での低下の倍返しとなれば日柄は来週半ばから来週後半まで延びることが想定される。 この場合の日経平均は想定値から若干上方修正する余地が生じる。(悩みのタネの米中協議であるが、仮に不調に終わっても~北朝鮮のように「決裂」を前面に出すとは思えないことから~、東京休場の月曜にダウが一時的に下げ、その後は利下げ期待で市場は上昇する可能性もある)
週内の日経平均は米中協議を見定めようとする動きで、様子見姿勢になりそうな気配。