ダウ大幅安にもかかわらず下げない日経先物の裏読み?
今週の日経平均を予想する上で、まず考察すべきは、週末のダウ平均が大幅下落したにもかかわらず、なぜ日経平均が下げなかったのか? である。ダウは、ボーイングとJ&Jの2社でダウを-220ドル引き下げており、下落は個別要因と考慮したことは考えられるが、S&P500は0.39%下落しており、為替も米国時間は円高気味に推移しているなど、日経先物が週末の終値を保ち、下げなかったことには違和感がある。
まず、日経平均が下落しては困る筋が買い支えたという推測ができる。
真っ先に思い浮かぶのは、ABNクリアアムロが週後半から週末にかけて短期と思われる大口コール買いを行っており、これらを利確するまでは価格を維持したい思惑が働いたのではないかと推測する。
短期と見るのは、SQまでまだ3週間を残している中でコール買い一辺倒に傾くのは(余程の自信があるのかもしれないが)リスクが高く、いったんは利益確定し、再度ポジションを整えるボラをつくることを画策している可能性があると見ている。
もとより、今週10/22(火)は東京市場が休場であり、この空白期間を使った仕掛けがあるのではないかと推測している。
月曜の日経平均が寄り後にスッと上げて高値膠着となるか、ジリ上げとなって売り方の買い戻しや新規買いを誘い、高値維持されるならば、その間に買い玉を売り抜けるとともに、プレミアムが低下したプット買いやコール売りを仕掛けていることを疑ったほうが良いと思われる。
逆に、月曜の寄り後にダウの大幅安やイギリスのEU離脱の不透明感を嫌気して日経平均を大きく下落させた場合は、東京市場の休場中に海外市場がいったん立ち直り、東京市場は休場明けに再度戻して始まることも想定される。
いずれにしても、月曜の日経平均の動きが急であった場合は、休場明けのドテンを警戒したほうが良いと思われる。(100円~200円程度の下落であれば休場明けも続落と見る)
ただ、基本的な目線としては先週のザラバ22,600円乗せでいったんの目先の高値をつけたと見ている。
先週の後半は、ファーストリテなど特定の225銘柄を使った指数上げが目立っていたことから、次は巻き返しの指数売りに警戒するというものである。
ただし、買い方としては主導権を握り続けるためにも深押しはさせないと見ている。
今週の日経平均予想
6ヶ月の期日向かいの4/24高値22,362円が基準値になると思われ、いったん22,200円~22,300円までの下落を見込んでいる。
仮に22,000円近くまでの下落があっても、早期に22,362円付近を回復し、保ち合いに持ち込まれると考えている。
これらのことから今週の日経平均の下値目処は22,200円~22,300円。外部要因から急落が持ち込まれて22,000円に近づいたとしても戻りは早いと見ている。
一方、上値目処は22,600円~22,700円と見ているが、上述のとおり高値定着は時期尚早であり、いずれ近いうちに「押し目待ちに押し目なし」の上昇が来ると予想しているが、現段階では材料不足である。
本格反騰の足音が近づく?
筆者は本格反騰の時期を10月下旬~11月下旬(さらに期間を絞れば11/5週~11/18週)と記してきたが、どうやら11/5週(早ければ10/27週後半)~11/18週が本命と感じる。
それは、米中貿易協議の「第一段階の協定」が、11/16-17のチリAPECでの米中首脳が顔を合わせる予定になっている。ここで協定締結に至ることができるかが注目され(事前の応酬はあっても、最終的には協定締結に至ると筆者は予想)、11月中旬または少し前が重要な転機になると見ている。
なお、9/22にアップした「長期上昇サイン点灯か?:中長期の日経平均予想」に記した週足のパーフェクトオーダーについては、先週末に13週線が52週線を上抜き、残るは13週線の26週線超えを残すのみとなった。
シミュレーションでは、今週末に22,000円を上回ってさえいれば、13週線-26週線-52週線のパーフェクトオーダーが完成するが、価格が上向きとなって22,500円超が反騰の第一サインと見ている。