相場所感
昨夜のダウ平均は140ドル安と三桁の下落となった。
米中交渉への懸念で利益確定売りということだろうが、米10年債の下落につれてドル円は70銭程度円高に振れており、金利引き下げの打ち止め感がジワリと効いていると見る。
日経平均は寄り付きこそダウ平均並みに下落したものの、その後は徐々に買われ、大引けは-76円安とダウの下落幅の半分程度と強含んだ。
昨夜入った空売りが今夜の雇用統計を前に買い戻したものと推測している。今夜の雇用統計やISMが市場予想程度か、多少良い程度であれば、再度の売り直してくるのではないかと見ている。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
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コールオプションについては23,250円を2,301枚買い越し、23,125円を-1,304枚売り売り越しと、枚数からは買い有利に見える。
しかし、コール23,250円の日通しの平均取引価格は16円であり、同23,125円は30円であることから、枚数(手口)の少ないコール23,125円売りの投下金額のほうが大きい。
また、全体的にも遠い価格帯のコール買い、近い価格帯の売りの傾向にあり、コールサイドの手口は弱気に見える。
一方、プットオプションでは、足元の価格帯ではショートプットの買い戻し傾向が見られる。
この価格帯は今週月曜の残高報告があった価格帯であるため建玉数の信頼度は高く、現状ではSQ値は22,750円を下回らないと見ていると推測するが、同時に22,375円以下にまとまった数量のロングプットを建てている。
個人的な感触ではあるが、筆者は売りに傾いていると感じており、来週、売り買いどちらを積み増ししてくるか注目している。
なお、プット22,000円売り越しが-1,305枚と膨らんでおり、ABNの大口投資家はSQ値は22,000円を割り込まないと見ていると思われる。
先物については以下の表のとおりである。
2日続けて売り越しに入ったゴールドマンサックスは、+357枚買い越しと際だった動きを見せていない。
また、10月中旬から淡々と利益確定を進めているソシエテ・ジェネラルは、本日の下落局面でも-2,7222枚売り越しと、引き続き利益確定売りを出しており、売り越し姿勢に変化はなく、建玉残は6.5万枚(ピークは10/11の8万枚買い越し)と売り余地は大きい。
野村證券は引き続き売り越しを進めており、建玉残は-16万枚に近づいた。
※「今後の日経平均予想」については作成次第アップ予定