相場所感
本日の日経平均は、朝方のダウ先物が-40ドル程度弱含んでいたため寄り後は小安い展開となったが、次第に買い進まれ、前引けは63円高の23,366円とプラス転換。
後場はもみ合いとなったが、引け際に買われ+113円高・23,416円での大引けとなった。
三桁の上昇ではあるが、薄商いであり上値は重い印象。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
データの集計方法 → こちら(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)
(なお、罫線で囲んだ建玉残の部分が残高報告のあった価格帯である)
ABNアムロのオプション手口を検証する。
コールオプションについては、24,000円・24,125円のロングコールの一部を売り越しており、日経平均の上昇局面での利益確定売りと思われる。
ただし、売り(ショート)の比重は低く、24,000円以下のコールオプションには利益確定分と同程度の買い(ロング)を入れており、買い姿勢に変わりはない。
一方、プットオプションについては買い(ロング)の比重が高いものの、足元の価格帯から離れた権利行使価格の低いオプションであり、リスク低減のポジション調整程度と見ている。
ただ、明日以降、引き続きプットオプションに買いが入ってくるようであれば、雲行きの変化の兆しとなるかもしれない。
本日の先物手口及び建玉残については以下の表のとおりである。
先週末までの上昇局面にあっては、野村證券を除く全ての社が買い越しとなっていたが、本日は変化が見られる。
買い方ののソシエテが-8,997枚と1万枚近くの利益確定売りを出しており、メリルリンチ日本証券も-2,814枚と比較的大口の利益確定売りを出している。
一方、-17万枚を超える売り越しの野村證券は、本日の上昇局面で1,618枚のロスカットの買い越しを出しており、昨日のまでの「日経平均の上昇=買い方の買い・売り方の売り」の構図とは逆の手口となっている。
これは、買い方の利益確定、売り方の諦めによる損切りを表しており、もしかすると需給の転換点となるかもしれない。
引き続き、明日以降の先物手口を注視したい。
※「今後の日経平均予想」については作成次第アップ予定