2020-02-03

日経平均反発のタイミングが近づく?※追記あり(2/3)


本日の日経平均は、ストップ安が懸念されていた上海株が中国政府の株価安定策により、下落幅が限定的にとどまるとの観測から週末ナイトの終値を下回ることなく、寄り底から下げ幅を縮めて引けた。

日経平均の終値は-233円安、22,971円。

今夜の焦点は、日経平均大引けのダウ先物+180ドル高・28,440ドル付近で推移していたことから、この価格を上回るか、下げても小幅安にとどまることができるかどうかである。

ただ、ダウ平均は603ドル安と大きく下げた後だけに、反発力は弱く、もみ合いになると想定されるが、今夜のダウが週末の終値である23,256ドルを下回ることなく引けるならば、いったんの下げ止まりから自律反発の機運が生まれる。

日経平均については、左図の1時間足チャートのとおり直近の下落角度が急であり、足元のトレンドは短期下落トレンドに移行している。

目先は21,100円付近が上値抵抗線となっており、次に23,200円、23,400円が上値の節目となっており、仮に上向きの勢いがついたとしても、これらの価格帯では上値が重くなると思われる。

新型肺炎の収束が近づく?


なお、本日のTVニュースは中国での新コロナウィルスにより亡くなられた方が360人に上ったとの報道が大々的にされているが、杭州・医療系ユニコーン「丁香園」の速報サイトによれば、本日19:00現在の数字では下図のとおり治癒が大きく伸びている。


一方、地域別統計では湖北省で死亡される方が治癒を上回っており、武漢市の状況の深刻さが見て取れる。



しかしながら、全体では治癒が大きく伸びていることから見て、中国政府の武漢封鎖は感染拡大を阻止していると見られ、死亡者数の増加を伝えている日本の報道が一転して「沈静化の兆し」と伝える日は近いと見ている。

本日の先物手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)

データの集計方法の詳細 → こちら


ゴールドマンの先物手口は全体では売り買い拮抗であるが、個別ではTOPIX先物を買い戻しており、この流れが継続するか注目している。


また、買い方のソシエテは様子見姿勢を続けており、この下落局面では売りは出さず、あくまでも次の高値を狙っているのではないかと見ている。


なお、今後の日経平均予想については、昨日アップしたチャートのとおり、いったん自律反発を挟んだ後に再度下落すると見ており、目先、週末の時間外安値22,642円を割らない限り反発の時間帯到来は近いと見ている。

本日の日経平均安値が予想していた22,500円を200円上回ったことから、自律反発も高値水準も200円~300円高値寄りに推移し、23,800円付近までの上昇があり得ると予想している。

※21:30追記
ただし、新コロナウィルスネタは短期急騰型で持続力は乏しく、材料出尽くしになりやすい。その後、市場の感心は統計指標や企業業績に移っていくだろう。 なお、話は変わって週末のダウ平均のRSI(9)は18.62%で4か月ぶりの低水準で反発余地。ただ、RSI(14)は37.48%と下落余地を残しており、目先の反発局面は長続きしない可能性もあるため慎重に。

スポンサーリンク
counter