2020-03-24

日経平均・怒濤の上昇も先は波乱か?(2/24)

本日の日経平均は、2月末からの急落の鬱憤を晴らすかのような1,204円高・18,092円の大幅上昇となり、時間外取引においても500円幅で上昇しており、東京市場が新コロナウィルスで疲弊した日本株が世界の株式市場を救った感がある。

ただ、仔細に見ると、必ずしも安心できる上昇ではない可能性がある。(詳細後述)

本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら


日々注目している売り方のゴールドマンは、本日の上昇局面で-4,986枚の売り越しとなっている。

もっとも、売り越し幅の3分の2は昨夜の夜間取引であり、残り3分の1が本日の日中取引となっている。

ただ、本日日中の空売りについては立会外も含んでおり、5万枚を越える売り越し建玉の存在とともに留意する必要があると感じる。

また、買い方のソシエテは売り買い交錯ながら、内訳では日経先物をラージ・ミニともに売り越しており、目先は修正安を臨んでいると見られる。


なお、売り方となっている野村證券は5,813枚の利益確定の買い戻しとなっているが、建玉残は-8.2万枚と依然として多い。

 

今後の日経平均予想


本日の4桁の大幅上昇の特徴としては、直近で大幅修正されたNT倍率が再度広がってきた点にある。

日経平均は7.13%・1,204ポイントの上昇に対し、TOPIXは3.18%・41.09の上昇と上昇率は半分以下となっており、明らかに日経指数を上げる目的が背後に潜んでおり、かなり意図的な印象操作となっている。

傍証として、東証一部出来高は22.5億株・売買代金は約3.6兆円と前日の334円高の26.5億株・4兆円を明らかに下回っており、225指数上昇を企図した買い仕掛けであり、ドテンもあり得る危ういガラスの危惧を感じる。

加えて、上述の先物手口で見たとおり、売り方のゴールドマンは売建玉を拡大しており、買い方のソシエテも日経先物をラージ・ミニともに売り越しており、本日の上昇を好意的に見ていない節がある。

ゴールドマンの直近手口からは16,000円以下を想定していたと推測され、ソシエテとしても買いコストを下げるためには安値でもう少しもみ合ってほしかったというのが本音だろう。

また、本邦個人投資家も16,000円を割ってくれば買い出動ができたと思われるが、先物16,280円という中途半端な価格では買いを見送らざるを得ず、そのような価格帯で折り返したこと自体にも企みを感じる。

したがって、本日19:20の日経平均先物は18,760円(現物換算18,940円)と前日終値比2,000円を超える大暴騰となっているが、この高値にはむしろ波乱の予感を感じる。

市場筋からも日銀とGPIFが期末の評価損を少しでも回避するために、3/27の権利取り最終日までは全力でドレッシング買いを行うのではないかとの観測も出ており、個人投資家も期末の配当優待権利取り最終日にかけて買い姿勢を強めてくると見ており、ここ1~2日の高値追いには警戒したいところである。

また、個人的にも3月末~4月初めは証券筋から「実質新年度入り」や「新年度入りの買い」等の威勢の良い掛け声が風物詩として聞こえてくるが、足元の需給が混乱している中ではむしろ売りから入る可能性が考えられる点も波乱要因となり得る。

個人的な相場観からも、今回の下落が歴史的な大暴落であるがゆえに、ドテンとなり、次は16,000円割れにて大胆な需給整理が行われる可能性もあると見ており、高値油断は禁物と考えている。

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